Microsoftは米国時間2018年11月14日、自動運転車に代表される自立車両をトレーニングする「AirSim」がUnityに対応したことを公式ブログで発表した。AirSimはMicrosoft AI&Researchチームが2017年2月から開発に取り組み、自律システムを訓練するためのオープンソースシステム。自律型車両を構築する研究者へ現実的な環境や車両活動、マルチモーダルを提供する。Microsoftは2018年6月に買収を発表したAI(人工知能)企業製ツールBonsaiなどを通じて、モデルトレーニングが可能と述べている。

  • AirSim on Unity(公式ブログより抜粋)

    AirSim on Unity(公式ブログより抜粋)

Unity Technologiesも同じく公式ブログで、「この協業はUnityのパフォーマンスエンジンやC#開発環境、高品質コンテンツを活用して、自律型車両と無人機の開発機能に役立つ」と述べた。「AirSim on Unity」に関しては多くのドキュメントが用意されいる。最初はREADME.mdで開発環境を整え、AirSimをGitHubから入手。Unity Asset StoreからオープンワールドデータであるWindridge Cityを取得すればよい。