スタッフに案内された場所にはキッチンスペースが設けられていますが、家電らしいものは何も見当たりません。家電の登場を今か今かと待っていると、担当者がやってきてテーブルの前に立ちます。すると、テーブルがスライドして中からシンクが現れました!

  • IFA2018 - パナソニックの未来キッチン

    未来の……家電? ん? 部屋に大きなテーブルがあるだけです

【動画】音声が流れます。ご注意ください。
コンコン! とテーブルの天面をノックすると、グイーンとスライドしてシンクが現れました

シンクは出てきたものの、熱源どころかスイッチなどもありません。このスペースを使って、ローストビーフを焼くデモが始まるそうですが、どうやって作るの?

すると、テーブルの天面にプロジェクターで料理の候補が映し出され、その中からローストビーフをタッチ操作で選択します。レシピが投影されるので、それを見ながら調理すればOK。野菜のカットの仕方、食材の並べ方なども確認できます。

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    テーブルに映し出されたレシピ。投影した画面でタッチ操作ができます

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    肉の下ごしらえの仕方、野菜のカットの仕方などが映し出されるので、調理がスムーズです

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    野菜や肉をオーブン皿に並べてオーブンへ。オーブンに近づくと、自動で扉が開きます

次はソース作り。テーブルにフライパンを置くと検知され、加熱できるようになります。加熱用のスイッチも浮かび上がります。フライパンをどこにおいても検知、加熱してくれるので、自分が使いやすい場所で調理できますね。

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    フライパンのそばに加熱用のスイッチが浮かび上がります。フライパンを移動するとスイッチも移動します

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    オーブンの様子をプロジェクターで確認。ローストビーフが焼き上がるタイミングにあわせて、ソースを仕上げます

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    食材を切った包丁とカットボードは、洗浄スペースに入れてキレイにします

【動画】音声が流れます。ご注意ください。
普段はテーブルに溶け込んでいる洗浄スペース。使うときだけ出てきます

従来のIHクッキングヒーターやガスコンロは、熱源の場所が固定されているため、行動の範囲が制限されます。でも、今回の展示のように、自分好きな場所で加熱ができる自由は想像以上! カットした食材や洗った食材などをすぐに加熱でき、効率よく動けます。加熱の場所に連動して、スイッチが移動するのもいいですね。何人かで一緒に料理するときも、互いに邪魔にならず効率よく調理できそうです。