富士山頂エリアでLTE、今年もKDDI・ソフトバンクがサービス提供

KDDIとソフトバンクは、富士山の山開き期間に合わせ、富士山頂エリアの4G LTEサービスを2018年も実施すると発表した。KDDIでは7月4日から8月下旬まで、ソフトバンクでは7月上旬から9月上旬までサービスを提供する。

いずれも、富士山頂での4G LTEサービスに加え、登山口(吉田口、富士宮口、須走口、御殿場口)および登山道、山小屋でのLTE利用が可能。山頂でのLTE提供期間は2017年7月上旬～8月下旬だが、登山道・登山口では通年で利用できる。

また、KDDIでは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスと共同で、2016年から富士山の開山期間中に提供している無料Wi-Fi「富士山 Wi-Fi」を、2018年も7月から提供する。エリアは富士山の全山小屋を含む49カ所や、静岡空港に加え、新たに清水港でも提供する予定だ。

ソフトバンクでは、2017年の利用状況や需要予測から、2018年は富士吉田口五合目周辺エリアの電波対策として、新たに基地局を設置。無線品質の向上を図るという。

このほか、UQコミュニケーションズでは、同社のモバイル通信サービス「WiMAX 2+」を富士山頂、富士宮口五合目・六合目付近で7月上旬～8月下旬に、吉田口ルート・須走口ルート　頂上付近で7月中旬～8月下旬に提供する。

なお、環境省や山梨県、静岡県などが運営する「富士登山オフィシャルサイト」によれば、2018年の富士山登山道開通期間は次の通り。