カメラ以外はフラッグシップ同等!

Galaxy S9 SC-02K(サムスン)

  • Galaxy S9 SC-02K

発売時期:5月18日
直販価格:99,792円(新規・一括購入時)

Galaxyシリーズのフラッグシップモデル「S」シリーズの最新モデルとして、ネームモデルに当たるのがこの「S9」。先に紹介したS9+と比べると、デュアルカメラがないこと、ディスプレイサイズが5.8インチであること(S9+は6.2インチ)、内蔵メモリ(RAM)が4GBであること(S9+は6GB)、バッテリー容量が3000mAhであること(S9+は3500mAh)などが、違いとして挙げられます。

もっともカメラとRAM容量以外は、サイズ違いに起因するものなので、S9のサ イズ感が気に入った人には気にならないかもしれません。

それ以外の機能、たとえば960fps(0.2秒間のみ)のハイスピード動画撮影やDolby Atmos対応、HDR対応などはS9+と共通であり、デュアルカメラなどが必要ないと思うのであれば、よりお求めやすいこちらを選択するのも十分アリだと感じさせる完成度の高さ。

ちなみにGalaxyシリーズ専用のVR HMD「Galaxy VR」ですが、S9シリーズとの互換性については確認が取れませんでした。2017年モデルと接続できるという話もありますが、今回はGalaxy VRが展示されていなかったため実機では確認できませんでした。すでにGalaxy VRを持っている人は、正しい情報が出るまで、買い替えを待ったほうがいいかもしれません。

高バランスのメインストリームモデル

Xperia XZ2 SO-03K

  • Xperia XZ2 SO-03K

発売時期:5月下旬
直販価格:94,608円(新規・一括購入時)

フラッグシップモデルのXZ2 Premiumが夏まで登場しないこともあり、実質主役モデルだと言えるのが、ネームモデルのXZ2です。画面解像度がフルHD+(2,160×1,080)止まりであり、デュアルカメラ機能を搭載していない(このため超高感度撮影はできない)ことを除けば、ほぼXZ2 Premiumと同等の性能・機能を備えています。

XZ2 Premiumのところでも触れましたが、2017年秋に登場したXZ1と比べると、デザインが丸みを帯びたものに変わり、本体ケース背面も金属製からガラス製に変更(代わりにワイヤレス充電にも対応)。指紋認証は背面に移動しています。また、このXZ2では、なぜかインカメラがXZ1の1320万画素から、500万画素にダウンスペックしました(上位のXZ2 Premiumは1300万画素のまま)。一方SoCはSnapdragon 835から845へと変わり、ダイナミックバイブレーションシステムなどの新機能も盛り込まれています。4K HDRムービーの撮影もできるし、画面解像度がフルHDであるのを活かし、むしろ3DゲームなどではPremiumよりも快適に遊べそうです(丸っこくなったので、"置きながら音ゲー"などは難しいかもしれませんが)。

今回はハイエンドの端末が揃ってしまったために若干埋もれがちなのですが、Xperiaという人気シリーズにかけられた期待を裏切らず、全体として極めてよくできた端末だ。デザイン変更が気になるところではあるが、そこが気にならなければXperiaシリーズのファンならマストバイといったところでしょう。

4K HDR撮影可能な定番コンパクト端末

Xperia XZ2 Compact SO-05K

  • Xperia XZ2 Compact SO-05K

発売時期:6月下旬
直販価格:79,056円(新規・一括購入時)

XZ2シリーズの末弟となるコンパクトモデルが、5インチディスプレイ(解像度は2,160×1,080ドット)を搭載した、Xperia XZ2 Compactです。全体的なスペックはXZ2に準じますが、サイズ的な制限もあって、ワイヤレス充電に対応していないほか、前モデルのXZ1 Compactに搭載されていたインカメラの超広角レンズも採用されていません。この辺りは少々残念なところ。

とはいえ、XZ2シリーズの特徴である4K HDR動画撮影や、フルHDのスローモーション撮影には対応しており、SoCもXZ2シリーズで共通。性能的にはなんら不足はないでしょう。今回のラインナップではコンパクトなモデルがほぼこれ1台なので、小さめのモデルを好む人たちにはジャストフィットな1台と言えそうです。

*後編は こちらから