サービス創出のために

こうした様々な展開を考えつつも、ワクワクを提案し続けるには、サービスの開発・創出が必要になってくる。そこで、KDDIはIoT、5G時代を見据えたビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」を東京・虎ノ門に今夏オープンする。専門性の高いパートナー企業との共創により、価値の高いサービスの創出に取り組む考えだ。

  • パートナーとの共創でサービス創出に取り組む。そのための拠点を虎ノ門に設置する(画像:プレスリリースより)

また、IoT、5G、AI、ビッグデータ関連のベンチャー企業への投資を進めるべく、新ファンド「KDDI Open Innoovation Fund 3号」を設立する。同ファンドではKDDIほか、KDDIグループの知見やネットワークを活かしつつ、5年間で総額200億円の投資を行なっていく。投資によりワクワクを生み出すサービス提供への道も切り開かれそうだ。

  • ソラコムらグループ企業の力を借りつつ投資対象の発掘や事業の共創に取り組む(画像:プレスリリースより)

新体制のもとKDDIは「"ワクワクを提案し続ける会社"へ」の変貌を図る。かつてはサービスが横並びと評されたこともある大手キャリア。新ステートメントがKDDIならびにグループに深く浸透すれば、他社とのさらなる差別化において効果を発揮しそうだ。先々、どんなワクワクを提案してもらえるのか、今から楽しみだ。