キーボードは叩きやすいが、レイアウトの一部に難あり

キーボードはテンキーレスのアイソレーションタイプで、キーピッチは約19㎜。キーストロークは浅め、打ち心地はソフトだが強いキータッチでもたわむことなく打ち込める。薄型ノートPCのキーボードに慣れている人であれば、違和感なく打鍵できるだろう。

キーボードはテンキーレスのアイソレーションタイプ。これは日本語配列

キーボードバックライトを搭載。もちろんオンとオフは切り替えられる

気になったのはキーボード右端のレイアウトだ。キーボード全体のサイズ的におそらくXPS 13と部材を共通化しているものと思われるが、「Backspace」と「Enter」辺りがかなり狭く、矢印キーも小さい。試用期間の間に「Backspace」や矢印キーには慣れたが、「Enter」は最後まで「」(む)」に誤タッチしてしまった。

右端にあるキー、特に「Backspace」と「Enter」が小さくタイプしにくく感じた

タッチパッドは広く使いやすい。カーボンファイバを採用したパームレストは編み込みの模様も相まって落ち着いた印象を受ける、ちょっと手のあとがついてもさっと拭くだけで消える点も好印象だ。右側のパームレスト部分にはタッチ式の指紋センサーを備え、Windows Helloに対応する。

広いタッチパッド。ボタン一体型だがボタンが押しにくいとか認識しないといったことはなく使いやすい

カーボンファイバを採用したパームレストはシックな雰囲気

指紋センサーを備え、Windows Helloに対応

過不足ないインタフェース

本体側面のインタフェース類は、右側面にUSB 3.0 Type-A、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C、HDMI、ヘッドセットジャック。左側面にUSB 3.0 Type-A、SDカードスロット、バッテリゲージボタンとインジケータという構成だ。

電源コネクタは専用のもの。Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-CはUSB PDに対応する

フルサイズのSDカードスロットがあるので、デジタルカメラなどからデータを取り込む際にケーブルを用意しなくて済む

デジタルカメラで撮影した写真を取り込むことが多い筆者にとってフルサイズのSDカードスロットはかなりありがたい。また、HDMIポートがあることで、変換アダプタなしで外付けディスプレイやプロジェクタに接続できる点も評価したい。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.1。コントローラはゲーミングPCでの採用例が多いKiller 1535を採用する