3Dデータのモデリングから活用までを一気通貫で

3Dモデリングは、高解像度カメラ(ダウンカム)の視野に取り込みたいアイテムを置いて読み込ませる。簡易的な「Camera 3D」と、高精度な「HP 3D Scan Software Pro v5」というソフトウェアの使い分けが可能だ。

Camera 3Dは、教育現場における実習や発掘現場などでのメモ代わり、3Dオブジェクトの採寸など、精度よりもスピードを重視する場面での利用を想定する。アイテムを手で持って、角度を変えながら読み込ませていけば、自動的にデータを貼り合わせて3Dモデルを作ってくれる。アイテムにもよるが、1つあたり数分でモデリングできるので大変手軽だ。

アイテム撮影中に、アイテムを持つユーザーの手もカメラに映り込むが、手のデータは自動的に削除される。長時間、手を映してデータに反映されてしまった場合は、しばらくアイテムだけを撮影すれば良い。

Camera 3Dで犬の置物を取り込むデモ。陰になっている部分は、アイテムを手で持って角度を変えて取り込んでいけば良い

ものの数分で想像以上にしっかりした3Dデータができあがった。取り込んだデータはすぐに動かして確認できる