スピードマスター レーシング マスター クロノメーター

アメリカ航空宇宙局(NASA)の公式腕時計として採用されたことで、スピードマスターはその名を世界に知らしめた。そうした歴史もあってか、宇宙のイメージが強いこのシリーズだが、黎明期にはその名の通りのモータースポーツ・クロノグラフもあった。

今回「スピードマスター レーシング マスター クロノメーター」は、1968年に発表された初期のスピードマスターをモチーフとしたレーシングダイヤルを採用。60、20、40の目盛りを持つインダイヤルは、「スピードマスターマークII」や、レーシングドライバー、ミハエル・シューマッハとのパートナーシップを記念した限定モデルにも採用されたもの。今回のモデルでは、このインダイヤルの径を若干大型化して、視認性を向上させている。

スピードマスター レーシング マスター クロノメーター。このモデル(SSケース+SSブレス)は価格91万円、8月発売予定

ムーブメントは自動巻で、パワーリザーブは60時間。次世代スピードマスターを代表するモデルであり、精度・性能・耐磁性すべてにおいてスイス時計業界最高水準を達成。スイス連邦計量・認定局(METAS)からマスタークロノメーターの認定を受けている。サファイアクリスタル風防や、スーパールミノヴァを塗布したアローヘッドインデックスも特徴。ケースはSS製。モデルにより、SSブレス、アリゲーター、カーフパンチングレザーストラップが用意される。

アリゲーターストラップモデル。ケースとダイヤルは同じでも印象が大きく変わる

ベゼルにダイヤモンドをセットしたモデル