Googleは8月12日(米国時間)、スマートウォッチの新モデル「Google Pixel Watch 5」を発表した。AI処理を含むパフォーマンスが前モデルから向上。Geminiを活用した先回り型の情報提示を強化したほか、GPS測位の高精度化、睡眠や健康状態の長期的な変化を捉える機能を拡充した。
Pixel Watch 5は41mmと45mmの2サイズで、カラーはPolished Silver、Satin Pyrite、Matte Blackに加え、41mmではChampagne Goldも選択できる。価格は41mmが62,800円から、45mmが67,800円からである。8月20日に発売する。
Pixel Watch 5は、SoCにQualcomm「Snapdragon W5 Gen 2 Accelerated」を採用。前世代のPixel Watch 4と比べてRAM容量を50%増やし、CPU性能は12%向上した。低消費電力のコプロセッサを組み合わせたデュアルチップ構成により、システム全体の処理性能が20%向上したとしている。
位置情報の測定精度も高めた。Google Mapsで利用する3D建物モデルや気象観測データなどを用いて、建物による衛星信号の反射や大気状態の影響を補正する。Googleによると、厳しい測位環境ではルート記録の精度が従来モデルの2倍に向上するという。
健康管理では、新たに「Health Guardian」と呼ぶ機能群を展開する。血圧に関連する長期的な変化を捉える「血管ストレス」、インスリン抵抗性に関連する傾向を月単位でまとめる「代謝ストレスレベル」を2026年秋に提供開始する。これらの機能は、オプトインした利用者から得た膨大なセンサーデータで学習し、臨床データを基準に検証して開発した「Health Foundation Models」を基盤とする。
また、PPG(光電式容積脈波)、加速度計、気圧計など複数のセンサーとオンデバイスAIを使い、血中酸素飽和度の深刻かつ持続的な低下を検出する「Breathing Emergency Detection」を導入する。利用者が反応しない場合には緊急サービスへ自動通報し、位置情報を共有する。まず欧州の一部市場で提供を開始する。
睡眠関連では、睡眠ステージの判定精度を従来アルゴリズム比で15%改善した。就寝を検知すると音声を自動停止する「ベッドタイム オートメーション」、起床したい時間帯(設定した起床時刻の前30分間)で浅い睡眠のタイミングを判断して起こす「Smart Wake」に対応する。
Gemini Intelligence関連の機能では、文脈に応じた情報を表示する「スナップショット」(At a Glance)機能を拡張した。フライト情報や搭乗券、ナビゲーション、タイマー、ワークアウトなどのリアルタイム情報を文字盤で確認しやすくなる。また、デバイスのAI処理性能の向上により、「手をあげて話す」(Raise to Talk)がより低遅延ですばやく処理される。手首を上げて話しかけて、ワークアウトの開始やタイマー設定、Gmailに保存された予約情報の確認などをスムースに行えるという。
ディスプレイには最大輝度3000ニトのドーム型有機ELパネル「Actua 360」を採用する。新たに11種類のコンプリケーションスタイルが追加された。
公称バッテリー駆動時間は、常時表示を有効にした場合で41mmが最大30時間、45mmが最大40時間。バッテリーセーバーモードで41mmは最大48時間、45mmは最大72時間の使用が可能としている。





