Let'snote20周年を記念して、10.1インチディスプレイ搭載2-in-1 PC「RZシリーズ プレミアムエディション ジェットブラック」が7月28日に発売されました。

いかにも高そうな製品名ですよね? ご明察の通りこの20周年モデル、CPUはCore m7-6Y75、メモリは16GB、ストレージは512GB SSD、そしてワイヤレスWANを搭載した最高スペックしか用意されておらず、価格は355,134円(税込)からという設定です。いやあ、すごく高いですね、パナソニックさん!

このプレミアムエディションは「ジェットブラック」というカラーが基本色になっています

天板を6色から、キーボードを10色(かな表記のあり、なしで全20種類)から選択可能です。写真のモデルは天板がプラス12,960円(税抜)で選べる「ライジングレッド」、キーボードがプラス4,320円(税抜)で選べる「ライジングレッド(ローマ字すっきりキーボード)」でカスタマイズされています

でも、すごく高い製品には、すごい理由があるはず。パナソニックから貸し出し機を1カ月借用できたので、3回に分けてその理由に迫っていきたいと思います。今回はモバイル性能についてチェックしていきましょう!

小型2-in-1 PCジャンルで存在感を放つ

RZシリーズ最大の魅力は10.1型ディスプレイ採用による超小型ボディです。そもそもいま11インチ以下のディスプレイを搭載しつつ、ディスプレイが固定されている2-in-1 PCってRZシリーズ以外皆無に近いですよね。

ディスプレイ分離型の2-in-1 PCならたくさん発売されていますが、メインボードやバッテリーがキーボード側に内蔵されているほうが、重量バランス的に安心して膝の上で使えます。つまりクラムシェルスタイルを主用途として、できるだけコンパクトな最新2-in-1 PCを選ぶならRZシリーズが最有力候補となるわけです。

15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの上にRZシリーズを置いてみました。フットプリントの小ささが性能の一要素だというのがよくわかります

実測重量は約771g。バッグの中に入れていると、持っていることを忘れる軽さです

サイズはW250×D180.8×H19.5mm、重量は約0.77kg。フットプリントとしては「15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」の約半分、重量は1/2を大きく下回ります。処理性能や使い勝手がまったく異なるので優劣を付けるわけではないですが、人並み外れた巨漢(体重100kg)のワタシでもつねに携帯するモバイルPCとしてはRZシリーズを選びます。

パームレストの端をつまんで持ち上げて強く揺らしても、きしみやたわみはまったく感じられません