俳優の山田孝之 撮影:大塚素久(SYASYA)

30周年を迎えた人気RPGシリーズ「ドラゴンクエスト」。その系譜に連なる「ドラゴンクエストヒーローズ」シリーズ最新作となる『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』が、5月27日に発売された。

本作では、おなじみのキャラクターたちが登場するのはもちろん、圧倒的な迫力のバトル、壮大なフィールド、転職など「ドラゴンクエスト」らしいシステムの数々が盛り込まれ、発売前からファンの熱い注目を集めていた。ゲームの重要キャラクター・ツェザールを演じるのは、俳優の山田孝之。シリーズの大ファンとしても知られる山田に、熱い"ドラクエ愛"を語ってもらった。

――今回、ツェザール役としての出演が発表されて、周囲から反応はありましたか?

ツェザール役でというより、やっぱりもうこの「ドラゴンクエスト」に声で出演できたということに対する反応はありました。フレンド登録をして、いつもゲームをやっている仲間がいるんですよ。その10人くらいいるグループのトークルームで、「うわ、やべえ!」とか「うらやましい!」って盛り上がりましたね。

――山田さんにとって、「ドラクエ」の魅力とは?

「ドラゴンクエストヒーローズ」シリーズになると声が入っていて、「ドラゴンクエスト」の世界だけどちょっと違うテイストの作品になっています。でもそれまでのタイトルって、主人公がごく一部の例外を除いてほぼしゃべらないですよね。そうなっているから、みんなプレーをしている人が主人公になって世界に入っていく、感情移入するというのは、すごい独特でおもしろいですよね。そういうのって、僕はほかにあまり知らないので。

例えば、映画とかテレビドラマで主人公が一切しゃべらなくて、見る人がそこに自分を重ねるというのはなかなかないじゃないですか。「ドラゴンクエスト」は、そこがすごくおもしろい。だから、『ドラゴンクエストヒーローズ』で主人公がしゃべるって聞いた時には「大丈夫なんだろうか?」って思ったんですけど、考えてみればほかにそういうゲームはありますからね。それこそ、「ファイナルファンタジー」とかでもやっているから、「ドラゴンクエスト」としては今までとやり方は違うけど、なんてことなくスッと入リ込めて楽しめました。

――「ドラクエ」はコツコツ慎重に進めるタイプとあまり考えずにガンガン進んでいくタイプに分かれると思うのですが、山田さんはどちらですか?

僕は相当慎重にいきますね。死にたくないんで。もう嫌っていうほどレベル上げをして、「もう大丈夫だろう」っていうくらいになってから行くタイプです。

――そうなるとプレイ時間もかなり長くなるのでは……。

最長プレイ時間は覚えていないですが、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は各機種で3回出たのをそれぞれやったので、シリーズの中では一番長い時間やりましたね。

――シリーズには個性豊かなキャラクターが多数登場していますが、山田さんが好きなキャラクターは?

ゼシカですね。ゼシカが好きです。ビジュアルもそうですが、あのちょっと気の強い感じとか。

――『ドラゴンクエストV』のビアンカやフローラではなく、ゼシカなんですね。

あれはどっちを選ぶかって話ですから。好きなのはゼシカです。

――では、今度は好きなモンスターをあえて一つ挙げるとすると?

モンスターはなんだろうな。好きというところでいくと、「スライムナイト」はすごい好きですね。「スライム」から「バブルスライム」とか「キングスライム」にいくのはわかるんですよ。でも、スライムにナイトが乗ってる。あの発想はすごいですよね。かわいいスライムと、ナイトはかっこいい感じなんですが、かわいく乗っているという絶妙なバランスも。ゲーム中でも仲間によくしますし、一緒に戦う仲間としても使いやすいですよね。

前作『ドラゴンクエストヒーローズ』ではモンスターコインを集めてモンスターに戦わせるというシステムでしたけど、今度の『ドラゴンクエストヒーローズII』ではモンスターになることができるので、モンスターとして戦うのが楽しみです。まだデモしかできてないのでどのモンスターになれるのかはわかりませんが(インタビューは5月26日に実施)、「うごくせきぞう」とか「ギガンテス」とか強いモンスターになれるのであったら暴れまくりたいですね。

――今回の収録ではシリーズの生みの親である堀井雄二さんが直接演出をされたそうですね。

収録は、個室に入って紙に書いてあるものをどんどん読んでいくというやり方でした。セリフのところだったら掛け合いにもなりますけど、呪文とかリアクションとかってなると、一個一個ずっと録っていく作業になっていくので疲れちゃう。そういう時も堀井さんはずっとニコニコしていて、「バッチリです!」「かっこいいです!」と声をかけて、ポジティブになるような演出をしていただきました。

PS4/PS3/PS Vita専用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』は現在発売中。価格はPS4版が8,424円(税込)、PS3/PS Vita版が7,344円(税込)となる。

■プロフィール
山田孝之(やまだたかゆき)
1983年10月20日生まれ。鹿児島県出身。『クローズZERO』(2007年)、『テラフォーマーズ』(2016年)などの三池崇史監督作ほか、『新宿スワン』(2015年)、『バクマン。』(2015年)などに出演。『何者』、『闇金ウシジマくんPart3』、『闇金ウシジマくんthe Final』が公開待機中。

(C)2016 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX All Rights Reserved.