PC向け修正内容と既知の問題

さて、ここからはPC版およびスマートフォン版の主な改善点を紹介する。まずはPC版から。

  • 「フィードバックHub」が英語以外の言語を正しく表示可能になった。問題がある場合はWindows 10の表示言語で1度起動してから再起動すれば正しく表示される。
  • Intel HD Graphics 2000/3000を使用するPC環境でMicrosoft Edgeが不安定になる問題を改善。再びGPUレンダリングを有効にしている。
  • Microsoft Edgeのタブピン留めが失われる問題を改善。
  • Surface BooksのWindows HelloでBSoD(BlueScree of Death)が発生する問題を修正。
  • ノートPCなどの明るさ調整が正しく動作していない問題を修正。
  • 高精度タッチパッドのジェスチャー操作が正しく動作するように修正。
  • タスクバーをデスクトップ上部に移動している場合、一部のUWPアプリケーションが正しく表示されない問題を修正。
  • アクションセンター上の通知にマウスオーバーしても意図した状態にならない問題を修正。
  • ライトモードでアクションセンターを使用しているとアイコンが正しく表示されない問題を修正。
  • 再起動後でもアクションセンターに再起動をうながす通知が発生する問題を修正。
  • アクションセンターで通知やアプリケーションを消す<×>ボタンを使いやすくした。
  • クイックアクションのBluetoothがオンになるタイミングがおかしかったのを修正した。
  • Microsoft Edgeを最大化表示で使用し、全画面ビデオ再生終了時に[ESC]キーを押すとウィンドウが切り替わってしまう問題を修正。
  • 「映画&テレビ」使用時にネットワーク上のMP4形式ファイルを再生すると、「MF_E_UNSUPPORTED_BYTESTREAM_TYPE」エラーが発生する問題を修正。
  • ボリュームミキサーのスライドが100%にリセットされてしまう問題を修正。
  • Windows Updateの<更新の履歴>から参照するリンク先を修正。
  • 「設定」で[Ctrl]+[E]キーを押すと検索用テキストボックスにフォーカスが移動するように変更。
  • Microsoftアカウント使用時にテーマ設定が正しく同期されない問題を修正。
  • 一部の表示言語で<すべてのアプリ>が正しく表示されない問題を修正。
  • タスクバーのアイコンを小さくしている場合でも未読通知数を示すアイコンが正しく表示されるようになった。本変更はアクションセンターのアイコンにも適用される。
  • コマンドプロントのウィンドウをリサイズした際に行表示を正しく維持できなかった問題を修正。
  • UAC(ユーザーアカウント制御)ダイアログが他のウィンドウに隠れてしまう問題を修正。
  • [CapsLock]キーを押した時に正しく動作するように修正。

次にPC版の主な既知の問題を紹介する。

  • Microsoft Edgeの拡張機能がサインイン直後動作しない問題を確認。回避するにはWindowsストアから手動で再インストールする。
  • いくつかの環境でCortanaの新機能が使用できない。その場合はPCの再起動が必要な場合がある。
  • 「Netflix」「Tweetium」などのUWPアプリケーションでキーボードが使用できないため、その場合はマウスで操作しなければならない。

阿久津良和(Cactus)

前回の記事はこちら
・Windows 10 Insider Previewを試す(第50回) - Microsoft Edgeへの期待が高まるビルド14342登場
http://news.mynavi.jp/articles/2016/05/11/windows10/
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