ショートカットはPCを扱う際の大きな武器。身についているか否かで大きな作業効率の差を生む

新入社員として最初に学ぶべきは、配属された部署の業務内容だが、大方の企業はPCを業務遂行の道具として付与し、道具に慣れることを求めてくる。最近は新卒社員はPCではなくスマートフォンをパーソナルデバイスとして活用する学生時代を過ごしているが、社会人ともなればPC1つ使えなくては仕事もままならない。ITを活用した生産性が求められる昨今、避けて通ることはできないのだ。

そこで本稿では、OSやアプリケーションを素早く操作するため、ショートカットキーの活用を提案する。例えばマウスでポインターを動かし、メニューを開いて<コピー>をクリック……という操作も複数のキーを同時に押すだけで、同様のアクションを実行できるというものだ。

既に多くのPCがWindows 10に移行しているが、多くのショートカットキーはWindows 7やWindows 8.1でも使えるため、会社から与えられたPCが古いWindowsの場合でも活用できる。ショートカットキーを覚えて業務を素早くこなせば、上司の覚えもよくなるはずだ。

ショートカットキーの使い方

ショートカットキーはキーボードショートカットの異名を持つように、特定の動作を複数のキーを同時に押すことで実現する機能である。例えば[Ctrl]+[C]キーの場合、「[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押す」といった具合だ。また、[Win]+[X]→[U]→[S]キーという表記は、「[Win]キーを押しながら[X]キーを押し、その次に[U]キー、[S]キーの順に押す」という意味を持つ。

本特集で紹介するショートカットキー

以下は本稿で紹介するショートカットキーの一覧だ。リンクをクリックすることで該当ページが開く仕組みなので、本ページをブックマークし、仕事中に「あの動作はどのショートカットキー?」といった場面に活用してほしい。

本稿ショートカット一覧

選択したアイテムをコピーする [Ctrl]+[C]キー
選択したアイテムを切り取る [Ctrl]+[X]キー クリップボード内のアイテムを貼り付ける [Ctrl]+[V]キー 直前の操作を元に戻す [Ctrl]+[Z]キー アプリを切り替える [Alt]+[Tab]キー 仮想デスクトップでアプリを活用する [Win] + [Tab]キー ウィンドウを適切な場所に移動させる [Win] + 矢印キー アプリを素早く起動する [Win]+数字キー 検索を素早く実行する [Win]+[S]キー Cortanaへの音声入力が可能になる [Win]+[C]キー 「設定」を直接起動できる [Win]+[I]キー アクションセンターを素早く開く [Win]+[A]キー クイックアクセスメニューを素早く呼び出す [Win]+[X]キー タスクマネージャーを素早く呼び出す [Ctrl]+[Shift]+[ESC]キー 「ファイル名を指定して実行」 [Win]+[R]キー