倍速になったLTE

次はネットワーク性能を見てみよう。

機種名 iPhone 6s iPhone 6 iPhone 5s
LTE 受信時最大300Mbps
(4G LTE-Advanced対応)
受信時最大150Mbps 受信時最大150Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac、MIMO IEEE802.11a/b/g/n/ac IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth 4.2 4.2 4.0
NFC -
VoLTE -

5s、6がダウンロード最大150Mbpsの4G LTE対応だったのに対して、6sではダウンロード最大300Mbpsの4G LTE-Advancedに対応した。これは日本のキャリアであればダウンロード最大220Mbpsなどに対応するということ。通信速度においてもまた、6sでは高速化を果たしている。

倍速になったLTE

Wi-Fiでは、5sが802.11a/b/g/n対応、iPhone6が802.11a/b/g/n/ac対応となり、6sではMIMO対応802.11a/b/g/n/acとなった。より高速に進化してきたわけだ。

ちなみに、このMIMOというのは、2つ以上のアンテナで同時に通信することで高速化、安定化する技術だ。他の通信規格同様、MIMOで通信するにはMIMO対応の無線LANルータが必要になる。

高速化したWi-Fi

また、Bluetoothに関しては、5sが4.0対応に対して、6、6sでは4.2に進化している。6の時点で4.2を搭載しているところが、iPhoneの先進性を表していると言えるだろう。4.2はIoTデバイス普及のキーになるとされている規格だ。

NFCに関しても、6から搭載されるようになり、当然6sでも搭載されている。また、通話に関しても、6からはVoLTEに対応し、高音質な通話ができるようになった。