2015年8月1日、DSP版Windows 10の販売が開始した。東京・秋葉原では、パーツショップ各社が、独自の深夜販売イベントを実施。PCパーツの特価セールやトークイベントなどで、パーツ通りをユーザーが埋め尽くす……とまではいかないものの、歩きにくさを感じるほどの賑わいがあり、100人以上の列をなすショップも見られた。そんな31日深夜、各パーツショップの深夜イベントの様子を紹介する。

東京・秋葉原のパーツ通り(BUY MORE秋葉原本店近く)。BUY MORE秋葉原本店では夜22時時点で約100名の特価セール列が

ドスパラ前では「マイクロソフトクリーム」や「Windows 10然水」も販売されていた

「Windows 10然水」はProとHomeの2種類あった。気温は30度を超えていただろうか、水分補給でProを購入

同日、DSP版Windowsの情報サイト「Windows Navi+」が開催していた準公式イベントを通りかかったところ、Windows 10自作応援キャラクターの女の子の名前は「窓辺とうこ」に決定していたことがわかった

ドスパラパーツ館、ドスパラ秋葉原本店

ドスパラパーツ館の逆オークション。AMDの森本竜英氏から"Godavari"ことA10-7870Kの出品も。また、NVIDIA GeForce GTX 980 Tiは実勢10万円前後の品だが、こちらは5万円で落札された

ドスパラパーツ館では、31日21時から特価品のセール販売、21時から逆オークションを開始。24時(8月1日0時)からはDSP版Windows 10の予約品の引き渡しと販売を開始した。一方、ドスパラ秋葉原本店では、声優の古谷徹さんを迎えたトークショーと、販売開始となる0時までのカウントダウンが行われた。

機動戦士ガンダムのアムロ・レイ役などで知られる古谷徹さんは、「殴ったね……。親父にもぶたれたことないのに!」の名台詞で登場。トークショーでは、古谷さんが5~6年前に制作した自宅の自作PC(OSはWindows 7 Ultimate)の構成を完全再現したPCを用意。Windows 10をインストールした最新パーツ搭載PCと起動速度、パフォーマンスを比較するデモを実施。

結果は起動速度で約6倍(35秒16と6秒65)、ベンチマーク(CrystalMark 2004R3)で約2倍の差となり、最新PCの圧勝となった(当たり前だが……)。大差に驚く古谷さんには、DSP版Windows 10、ドスパラの自作セット「パーツの犬」の50,000円割引券がプレゼントされ、古谷さんも「Windows 10は8や8.1と違って使いやすいのがわかった。DSP版Windowsももらったので、5年ぶりに自作しようと思います」とコメントしていた。

トークショーの司会は、漫画「ONEPIECE」に登場するサボのコスプレで登場。古谷徹さんもサボのTシャツで登場

古谷徹さんは恒例(?)のガンダムネタを挟んだ軽快なトークを披露した

イベント当日の7月31日は古谷徹さんの誕生日! サプライズで似顔絵入りのケーキがプレゼント。来場者も拍手でお祝い

そしてDSP版Windows 10(本物は8月1日後に渡される)、自作セット「パーツの犬」購入時に5万円割り引かれるチケットもプレゼントされた。「これはPCを組むしかない……」と苦笑いの古谷さん

恒例のじゃんけん大会では、開催中に他パーツショップのイベントを回ってきたテクニカルライターの髙橋敏也氏が到着。古谷さんにGeForce GTX Titanを勧める一幕も

ついにカウントダウン! (写真左上から)2秒……1秒……0秒……無事にくす玉が割れる

8月1日0時。DSP版Windows 10が販売開始に

ソフマップリユース総合館

ソフマップリユース総合館、深夜イベントの様子。MCのシャバダバふじさん、タレントの篠崎愛さん、日本マイクロソフトの徐 夕瑩氏が参加した

ソフマップリユース総合館のイベントでは、MCのシャバダバふじさん、タレントの篠崎愛さん、日本マイクロソフトの徐 夕瑩氏が参加。トークセッションやサイン入りグッズが当たる抽選会、Windows 10販売開始を記念したくす玉が用意された。

トークセッションでは、徐氏がWindows 10の便利な機能を紹介。篠崎さんは、趣味の動画作成をスマートフォンで行っているそうだが、スマートフォンの故障などで動画が消えて残念な思いをしたという。しかし、徐氏から「Windows 10とOneDriveを使えば、PC本体が壊れてもデータが無くならない」と聞き、「ぜひ、これからWindows 10でも動画作成にチャレンジしてみたい」と声を弾ませた。また、「Microsoft Edgeで検索したWebページに手書きのコメントやイラストを付けて、友達にシェアができる」という説明には、「行きたいお店を友達に送る時に使ってみたい」と話していた。

篠崎さんの「Windows 10!」の掛け声と共に、 篠崎さんと徐氏がくす玉を割った

イベント中盤では、篠崎さんのサイン入りタブレットやSSD、篠崎さんのファーストシングルCDなどが当たる購入者限定の抽選会を開催。当たったファンは篠崎さんから賞品が手渡されるとあって、抽選結果が発表されるたび歓声が

サイン入りグッズが当たったファンは嬉しそうな様子。Windows 10を自腹購入した編集部員Yは抽選会に参加し、なんと、篠崎さんのサイン入りCDを獲得した

篠崎愛さん画像ギャラリー(クリックで拡大します)

TSUKUMO eX.

TSUKUMO eX.では「つくる女」メンバーで、漫画家の羽生麻里さんと声優の山下まみさんが司会を努める店頭イベントを開催し、さまざまなゲストを交えたトークセッションが繰り広げられ、こちらもかなりの人であふれかえった。

TSUKUMO eX.では早い段階から列ができていたようだ

Windows 10 DSP版の購入特典としてつくもたんクリアファイルなどを用意

こちらでもAMDの森本氏が登場。DirectX 12への特徴と対応状況についてアピールした

イベント後半ではグラドル自画撮り部の塚本舞さん(中央右)と鈴木咲さん(中央左)も参加

そしてカウントダウンが行われ、8月1日0時とともにTSUKUMO eX.の看板上にある黒い幕が外され

「Windows 10 debut」の幕が表れ、Windows 10 DSP版の販売が開始された

BUY MORE秋葉原本店、PCショップアーク

ドスパラに加えて、"パーツ通り"の「BUY MORE」や「PCショップアーク」、中央通り沿い「TSUKUMO eX.」でもWindows 10の深夜販売イベントが行われた。各ショップでは、Windows 10の発売に先駆けてPCパーツや周辺機器などの特価品を用意したセールも開催。各店舗で長い行列が形成された。

BUY MOREでもかなりの行列。22時ごろにはもう列の形成をとめているほどだった

PCショップアークでも特価セールを行っていたが、同ショップではおなじみとなっている「パンドラの箱」(ジャンク品の詰め合わせ)の人気が高く。並んでいる人のほとんどが「パンドラの箱」の購入を希望していたようだ

ユニットコムが運営する「iiyama PC」の広報キャラクター「戦国戦隊イイヤマン」から、イイヤマンレッドとめしやまも深夜販売に参上した。レッドはBUY MOREで働いている(という設定)なので、これも仕事ということだろう。めしやまはWindows XPで動いているはずだが、Windows 10にアップグレードする日はくるのだろうか……