ロモグラフィーは8日、Nikon Fマウント用とCanon EFマウント用のレンズ「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens」の予約販売を開始した。2016年6月の発送を予定している。カラーは2色で、価格はブラックが100,000円、真鍮ゴールドが89,000円(いずれも税別)。

このレンズは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で開発資金を募ったプロジェクト。2015年7月6日のプロジェクト終了時には、支援総額が1,500万円を超え、CAMPFIREで最も支援を集めたプロジェクトとなった。予約販売の特典として、星形などの絞りプレートが4枚付属し、一般販売前にレンズが入手できる。

ブラック

真鍮ゴールド

New Petzval 58 Bokeh Control Art Lensは、19世紀に誕生したペッツバールレンズを再現したレンズ。ピントが合った中央部はシャープに写り、ピントが外れる背景部には渦を巻いたようなボケが現れる。レンズ本体にボケ調節リングを搭載し、ボケ具合を7段階で調節できる。この渦巻くボケは、被写体と背景の距離や光の加減などにより、差異が出るそうだ。

本体は、真鍮製のボディにギア式マニュアルフォーカスなどの機能を搭載し、ヴィンテージ風のデザイン。絞りは、レンズの横にあるスリットから穴の空いた板を差し込むウォーターハウス式だ。焦点距離は58mm(35mm換算)、絞り開放値はF1.9の明るいレンズとなっている。

そのほか主な仕様は、絞りがf/1.9~16(f/1.9、f/2.8、f/4、f/5.6、f/8、f/11、f/16)、イメージサークルが44mm、画角が41度、レンズ構成が3群4枚、最短撮影距離が0.6m、フィルターサイズが52mm。フォーカスはギア式マニュアルフォーカスで、電子接点はなし。ウォーターハウス式絞りプレート一式、スペシャル絞りプレート4枚、レンズキャップ、レンズリアキャップ、フォトブックが付属する。

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