新モデルとして発表された「VAIO Pro 13 | mk2」は、前モデル「VAIO Pro 13」と比べてどこが変わっているのか。まずはその違いについて簡単に説明しよう。

それぞれの主なスペックは以下の図のとおりだ。大きな改善点としては、CPUがHaswell世代からBroadwell世代に変わったことが挙げられる。CPUの変更に伴って、グラフィックスく機能もIntel HD Graphics 4400からIntel HD Graphics 5500へとアップグレードしている。

「VAIO Pro 13 | mk2」と「VAIO Pro 13」の違い(クリックで拡大)

CPUとして、Broadwell世代のCore i7-5500U(2.40GHz)/Core i5-5200U(2.20GHz)/Core i3-5005U(2GHz)が採用されている。「CPU-Z」の画面からわかるように、試用機ではCore i3-5005Uが搭載されていた

VAIO OWNER MADEでは、メモリは4GB(最大4GB)/8GB(最大8GB)から選択できる点は変わっていない。ストレージについては容量は変わっていないものの、従来のPCIe接続SSDに加えSATA接続のSSDを選択できるようになっている。SATA接続のほうがアクセス速度は落ちるものの、本体価格を安くできるというメリットがある。

試用機にはサムスン製の「MZNTE128HMGR」が搭載されていた

またパーツ構成以外の変更点として、D-Sub端子と1000BASE-T対応の有線LAN端子が追加された点に注目したい。これらはどちらかというとビジネスシーンでの利用を想定したもので、13.3型の軽量なモバイルノートPCに搭載されているのは珍しい。

インタフェースとして新たにD-Sub端子と1000BASE-T対応有線LAN端子が追加されている

以上のことから「VAIO Pro 13 | mk2」は、価格を下げつつ拡張性を高めることで、よりビジネス利用を意識したモデルであることがわかる。