記者説明会終了後、若井氏が囲み取材に対応した。gooのスマホはNTTコムストアのオンラインショップで販売されるため、購入希望者が気軽に実機に触れることができない。このことで不安を感じる利用者もいるのでは、との質問に若井氏は「サポートでリカバーできると思っている」と回答した。リアル店舗を出す考えは「現時点ではない」とのことだった。

囲み取材に応じる若井氏。「市場のニーズにマッチしたものを提供していきたい」と話した

競合他社が提供するスマートフォンとの差別化については「高い・安いだけでなく、使いやすさ、フィット感のようなもので差が出てくると考えている。g01、g02、g03は利用者の行動パターン、趣向を反映してアプリを作り込んだ」と回答。その上で「私たちは、スマートフォンを売ることが目的の業者ではない。サービスと一体化した価値を提供することを主眼にしている。端末を出して終わりではなく、そこから長いお付き合いが始まる。フィードバックを活かして、サービスも進化させていく」と解説した。

g01、g02、g03にプリインストールされるニュースアプリ「goo milk feeder」。シンプルで使いやすい設計が特長となっている

格安SIMサービスの市場についてコメントを求められると「格安という言葉は好きじゃないが、大きな注目を集めており、機が熟してきているのを感じる」と話した。また、パートナー企業にZTEを選んだ理由については「スマートフォンの性能が良い。弊社の取り組み、ポリシーにも共感して頂けた。いまでは、現場レベルでシンパシーを感じられる関係になっている」と説明した。

(記事提供: AndroWire編集部)