次期iPhoneに、感圧センサーを使った新しいユーザインタフェース「Force Touch」機能が搭載されるかもしれない。Wall Street Journalが11日、本件に詳しい関係者の話として伝えた

Force Touchは、Appleが先日のイベントで発表した「Apple Watch」と「MacBook」に搭載される入力機能。AppleのApple Watch紹介サイトによると、ディスプレイへの軽いタップと深いプレスの違いを判別し、操作の流れにあわせた特定の操作オプションの立ち上げが可能になるとしている。

Appel WatchでのForce Touchの利用イメージ

また、一例として、ディスプレイを強く押すと、文字盤の不切り替え、ワークアウト(有酸素運動時のログ採取機能)の一時停止や終了、マップでの住所検索などの操作が可能にすると解説している。具体的な説明はないが、メッセージ、ミュージック、カレンダーといった様々なアプリで追加の操作オプションが利用できるという。

同様にMacBookの紹介ページでは、MacBookのトラックパッドに感圧センサーが組み込まれており、トラックパッドをクリックして押し続けることで単語の意味を調べたり、ファイルをプレビューできたりするという。トラックパッドの振動を使った触覚的な反応が得られ、ディスプレイに表示されたものを指先で感じられるとしている。

仮にiPhoneに搭載された場合、たとえば、電話の応答・拒否といったYes、Noの2者択一を求めるメッセージに対して、ディスプレの押し込みの強弱で操作するといった使い方が考えうる。ゲームアプリでも、新たな操作方法を生み出す可能性がある。Wall Street Journalの報道の真偽のほどは不明だが、Apple Watch、MacBookで説明されているForce Touchの説明をみるだけでも、iPhoneの操作方法を大きく変える可能性があるだろう。