小型モデルは「出し惜しみ」?

小型サイズの「LaVie Hybrid ZERO」は「出し惜しみ」?

ところで、ひとつ気になることがある。それは、11型液晶などのもう少し小さい液晶ディスプレイを搭載したモデルの投入だ。

以前から噂はあったものの、今回も13.3型液晶搭載モデルだけのラインアップとなった。その点を、ズバリ、小野寺執行役員に聞いてみた。

返ってきた答えは、「出し惜しみしている」というもの。笑いながら答える小野寺執行役員の本気とも、冗談ともとれる発言は、まさに微妙だ。だが、開発が視野に入っているのは事実のようである。

「もし、もう少し小さい液晶ディスプレイを採用したモデルを投入するのであれば、13.3型液晶搭載モデルではできないような使い方を提案するものでなくてはならない。単に小さくしたという製品では意味がない。新たな使い方の提案とともに投入を検討していく」と、小野寺執行役員は語る。単に小さくするだけでも、女性が持つ鞄にすっと入りやすくするなどのメリットはありそうだが、それだけでは弱いというのが同社の考え方だ。

そこに、「LaVie Hybrid ZERO」の次の進化のヒントがありそうだ。今回の「LaVie Hybrid ZERO」は、2-in-1型への進化を遂げるなかで、MGXで狙った「立ったまま使える」といったような利用環境を実現しようと考えた。これは、11型のサイズになれば、さらに実現しやすくなるだろう。

こうした新たな利用シーンを実現する提案が加われば、さらに小型化したLaVie Hybrid ZEROが登場することになるのかもしれない。