NECの「LaVie Desk All-in-one DA970/AAB」は、地デジ/BS/110度CSデジタル3波対応のTVチューナー×4基を搭載した、23.8型の液晶一体デスクトップだ。「LaVie Desk All-in-one」というシリーズ名は2015年の春モデルから新たに使用されているもので、2014年秋冬モデルまで使われていた従来の「VALUESTAR N」シリーズの後継にあたる。

そのフラグシップモデルである「LaVie Desk All-in-one DA970/AAB」(以下、DA970/AAB)は名称だけでなく、前モデルと比べて本体デザインや構成パーツが大きく変わった。今回はその変更点を中心に、実際の使い勝手や性能をレビューしよう。

LaVie Desk All-in-one DA970/AAB

■[主な仕様]  [CPU] Intel Core i7-5500U(2.4GHz) [メモリ] PC3L-12800 8GB(8GB×1) [グラフィックス] Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) [ディスプレイ] 23.8型ワイド液晶(1,920×1,080ドット) [ストレージ] 4TB SATA HDD [光学ドライブ] ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) [本体サイズ/重量] W544×D250×H435mm/約10.9kg [OS] Windows 8.1 64bit [店頭予想価格] 234,800円前後 (税別)

DA970/AABの大きな特徴は、液晶ディスプレイのベゼル幅わずか8mmの超狭額デザインを採用している点だ。前モデル「VALUESTAR N VN970/TSB」と比べると、印象がだいぶ変わっていることに気づくだろう。

超狭額デザインを採用した「LaVie Desk All-in-one DA970/AAB」

2014年秋冬モデルの「VALUESTAR N VN970/TSB」

DA970/AABの液晶ディスプレイは、左右のベゼル幅が実測で約1.5mm。非表示領域を含めると約8mm程度となる

ベゼル幅が狭いと目に入る部分が少ないぶん没入感が増し、写真や映像、画面により集中できるというメリットがある。見た目も非常にスッキリしていて、前モデルよりスマートな印象を受けた。

ベゼルが狭くなったぶん、全体の大きさもコンパクトになっている。本体サイズは幅544×奥行き250×高さ435mmで、前モデル(幅563×奥行き280×高さ480mm)と比較すると、容積比で22%も小型化しているのだ。重量については約10.9kgで、前モデルより4.6kgも軽くなった。

台座部分のデザインも円状に変更されている

奥行きが30mm小さくなったことで、省スペース性も向上している