まずはNS850のデザイン面からだ。本体サイズは幅382×奥行き270×高さ29.6mmで、重量は約2.9kg。15.6型スタンダードノートPCのなかでもスペックを重視したハイエンドモデルだけあってそれなりに大きく、また重量感もある。もっとも、机の上で据え置きで使うことを考えれば、サイズと重量は特に大きな問題とならないはずだ。

フットプリントは幅382×奥行き270mmで、B4サイズ(幅364×奥行き257mm)よりもひと回り大きい。樹脂製の天板は光沢のある仕上がり。本体カラーはクリスタルブラックのみで、わずかにラメ粉が含まれているような風合いだ

NS850の底面部分。バッテリを取り外して、自分で交換することができる

特徴的なのは、キーボード上部にあしらわれたブルーのアクセントラインだ。ここはヤマハ製のFR-Port方式スピーカー(2W+2W)を内蔵した部分で、折り込むような形状を採用することで、サウンドの広がりと臨場感を実現している。

本体の高さは29.6mmと厚め。ただし従来モデルよりも3.5mm薄型化している

スピーカー内部で発生する空気流を抑えることで、ノイズの少ない自然なサウンドを実現するFR-Port方式スピーカーを採用。スピーカーを包み込むように折り返されたパネル部分には、ブルーのクロムメッキが施されている

インタフェースはUSB 3.0×3、USB 2.0×1、HDMI、1000BASE-T(Gigabit Ethernet)対応有線LAN、SD/SDHC/SDXCカードスロットの構成だ。光学ドライブとしてはBDXL対応のブルーレイディスクドライブを内蔵し、通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFCに対応している。

本体右側面には、USB3.0、USB2.0、ブルーレイディスクドライブ

左側面には電源コネクタ、HDMI、1000BASE-T対応有線LAN端子、USB3.0×2、ヘッドホン端子を配置

メモリーカードスロットの位置は本体前面だ。メディアはSD/SDHC/SDXCでUHS-IIに対応している

パームレスト右側にはNFCポートが用意されている