最後に、3つ目のポイントである「RealSense 3Dカメラ」について紹介しよう。RealSenseとはインテルが進める次世代のUI技術で、顔認識やジェスチャー検出、音声認識などでPCに触れずに操作を行うというもの。その動きを検出するためのカメラが、RealSense 3Dカメラだ。

「RealSense 3Dカメラ」は液晶ディスプレイ上部に設置されている

この技術で何ができるのかというと、いろいろな応用が考えられるのだが、今はまだデモを体験してみる程度にしか使えない。ただし対応アプリが増えてくれば、思いもよらない使い道が期待できるだろう。実際、すでにいくつかのRealSense対応アプリが登場してきている。(参考:しくみデザイン、RealSenseに対応した楽器アプリ「KAGURA」を発表 - 14日より無料で提供を開始)

プリインストールされている「Welcome to Intel RealSense 3D Camera」を試してみたところ。カメラから手の動きや深度を検出し、動きに合わせた効果が画面上に現れる

手の動きでキャラクターを動かすサンプルゲーム「Intel RealSense Warrior Wave」

RealSenseは確かに興味深い技術だ。この技術が普及すれば、マウスやタッチパネルが不要になるかもしれない。だが前述のとおり、現時点ではお試し的な意味合いが強い。「RealSense 3Dカメラ」を購入動機にするのは、もうちょっと先のことになりそうだ。

さて、LaVie Standard Note NS850は従来モデルに比べてCPUパワーが低下したものの、4KディスプレイやRealSense 3Dカメラの搭載によって、ホームエンタテイメントPCとしての価値は向上している。NS850を日常生活の一部として、写真や動画、音楽などを楽しみたい人におすすめのモデルだ。

製品名 LaVie Standard Note NS850
ディスプレイ 15.6型ワイド IPS IGZO液晶(3,840×2,160ドット、タッチ対応)
OS Windows 8.1 64bit
CPU Intel Core i7-5500U(2.4GHz)
グラフィックス Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)
メモリ PC3L-12800 8GB(4GB×2)
ストレージ 1TB SATA ハイブリッドHDD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
サウンド機能 ヤマハ製2W+2Wステレオスピーカ(FR-Port方式)、ヤマハ製 AudioEngine
Webカメラ インテル RealSense 3Dカメラ(1080p、有効約200万画素)
通信機能 IEEE802.11ac/b/g/n対応無線LAN(11ac最大867Mbps)、
Gigabit Ethernet対応有線LAN、Wi-Fi Direct準拠)、Bluetooth 4.0、NFC
主なインタフェース USB 3.0×3(うち1基はパワーオフUSB充電機能付き)、USB 2.0×1、
HDMI出力×1、ヘッドホン/マイクコンボジャック×1、
SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット
バッテリ駆動時間 約3.9時間(JEITA 2.0)
本体サイズ / 重量 W382×D270×H29.6mm / 約2.9kg
店頭予想価格 229,800円前後(税別)