続いて、目玉機能のひとつでもである液晶ディスプレイについて見てみよう。パネルのサイズは15.6型で、解像度は3,840×2160ドットの4K(4K UHD)に対応している。IPS方式のIGZOパネルを採用しており、高精細かつ色鮮やかな映像が魅力だ。なおNEC製PCとしては、このNS850が初の4K対応モデルとなる。

3,840×2160ドットの4K IGZO液晶(IPS方式)を採用。タッチ対応で、表面には防指紋加工が施されている

4Kディスプレイのメリットは、高解像度の画像や動画を精細に表示できる点だ。フルHDでは細部のディティールがぼやけてしまうこともあるが、超高解像度のディスプレイなら映像をすみずみまでクリアに見渡すことができる。デジタルカメラで撮影した写真のチェックにも向いているだろう。文字の拡大率を調整することで、1画面あたりの情報量を増やすか(アイコンや文字は小さくなる)、情報量は減るが文字を大きめに表示して見やすくするかと、好みに応じた設定で使うことをおすすめしたい。

3,840×2160ドットのデスクトップ。Windows 8.1のスケーリング設定によって200%に拡大表示。文字やアイコンが大きく表示され、見やすくなる

1,920×1,080ドットのフルHDと比べると、画面の大きさは4倍だ

4Kディスプレイの使い道としては、写真の確認や4K動画の視聴がメインとなるはずだ。3Dゲームについてはマシンパワーが不足するため、4K解像度でのプレイは厳しい。今はまだ4Kコンテンツが少ないものの、これからの普及を見越して、4K環境を用意しておくのもありかもしれない。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を4K解像度で実行した際のスクリーンショット。さすがに処理は重すぎるのだが、細部のディティールが鮮明に描かれるなど、4Kのメリットを実感できる
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