キーボードはテンキー付きの日本語106キー構成だ。キーピッチは19mmのフルサイズ、主要キーのキートップサイズも統一されているため使いやすい。キーストロークは約2mmで、タイプ時に「カクっ」とした軽いクリック感がある。やや底打ち感があり強く押しこむとたわみが生じるものの、普通に使っている限りでは気にならないだろう。タイプ音については、比較的静かなほうだ。
ユニークなのは、キーが浮き上がっているように見えるという触れ込みの「フローティングキーボード」を採用している点だ。キートップをブラック、サイドを半透明という色分けによって、キーの浮遊感を実現しているとのこと。人によってとらえ方は異なると思うが、正直なところ筆者としては浮いているようには感じなかった。ただしキートップとサイドの色が違うことで、個々のキーを識別しやすいという効果は確かにある。
それよりも面白いと思ったのは、キートップがとてもツルツルしている点だ。抗菌コーティングの影響なのだが、これまであまり経験したことのない感触だった。ツルツルとはいっても、滑ってタイプミスするようなことはない。