本稿では、「私を虜にしたゲームアプリ」をテーマにして、元ゲーム誌編集者の丸子かおり氏にアプリを5つ紹介してもらう。なお、ここで紹介するゲームは、iOS、Androidどちらでもプレイ可能だ。

もともとゲーム誌の編集者だったが、IT系と科学の記事を手掛けることが多いフリーライター。ゲームをプレーすると、仕事でないにもかかわらず攻略方法から記事レイアウトまで考えずにいられないのは職業病かもしれない。好きなジャンルは戦略シミュレーション

INGRESS

  • アプリ概要

「INGRESS」は、Googleによるリアル陣取りゲーム。謎のエネルギーXMが集まる「ポータル」を巡って、「エンライテッド」と「レジスタンス」と呼ばれる2つの勢力が戦う中、プレーヤーはどちらかの勢力のエージェントとして戦いに参加する。ゲームでは、ポータルと呼ばれる場所や3つのポータルをつなぐことでできるコントロールフィールドの取り合いを行なうが、プレーするためにはポータルのある場所へ実際に歩かないといけないため「ダイエットできるゲーム」としても話題に。

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個人的には2014年ベストはこれしかないという感じです。周囲が夢中に遊んでいる中、試しにとプレーしたら見事にハマってしまい、現在では名刺の肩書に「エージェント」を入れるかどうか本気で悩むまでに至ってしまった罪なタイトル。これまで様々な位置情報ゲームが出ていますが、身近な神社仏閣や施設がゲームプレー上の重要拠点になっていること、陣取りという戦略的な要素が加わったことで長く楽しめる内容になっています。

ゲームの設定が少し複雑なことと、初心者ができることは何かが分かりづらいためとっつきにくい印象があるものの、一度リンクやコントロールフィールドの作り方を理解してしまえば「実はそんなに難しくない」と分かる作り。日本はもちろん世界各地でイベントが行われており、Google+やハングアウトを介したプレーヤー同士の交流が楽しめるのも魅力です。