iOSのSafariは、これまでRSS購読機能がなかった。正確には存在したが、RSSフィード登録用のボタンは用意されず、URL(feed://~)を直接入力するしかない状態が続いていた。iOS 5のとき登場した「リーディングリスト」を利用すれば、iCloudを介しPCと同期することでRSSフィードを登録できたが、この手間を敬遠していたユーザは少なくないはずだ。

ところが、iOS 8のSafariではRSSリーダー機能が復活した。RSSフィードを登録するためのボタンはURLバー付近にはないものの、RSSに対応するWEBサイトを開いているとき共有ボタンをタップし、現れた「共有リンクに追加」ボタンをタップすればいい。スマートフォン最適化サイトでは表示されないことが多いため、PCサイトで試してみよう。

しかし、RSSフィードがリンクの形で用意されている場合は、iPhone/iPadでは手に負えない。iOS 8の場合、「feed://~」はPodcastに予約されているため、リンクをタップするとPodcastが起動してしまうのだ。

この問題を解決する近道は、同じiCloudアカウントでサインインしているMacを利用し、RSSフィードを登録すること。これで、Appleが提供している「AppleのRSSフィード」も、iPhone/iPadで購読可能になるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 8の『Safari』にはRSSフィードを登録する機能が用意されており、共有ボタンをタップすると現れる「共有リンクに追加」ボタンで作業できる

2 しかし、RSSフィードがリンクの形で用意されている場合は『Podcast』が起動してしまい、登録に失敗する

3 iOSのSafariで登録できないRSSフィードは、同じiCloudアカウントでサインインしているパソコン(Mac)で登録作業を行う

4 登録したRSSフィードは自動的にiOSデバイスと同期され、Safariの「共有リンク」に表示されるようになる

5 登録済のRSSフィードは、「共有リンク」画面右下の「登録サービス」ボタンをタップすると現れる「購読中のフィード」から削除できる

(提供:iPad iPhone Wire)