日本ヒューレット・パッカードは17日、個人向けPCの2014年秋冬モデルとして、14型スリムノートPC「HP Stream 14」シリーズを発表した。本体カラーとして、ナチュラルシルバー/モダンシルバー、ナチュラルシルバー/ネオンパープルの2種類を用意。10月24日より順次発売し、直販モデルの価格は39,800円、店頭モデルは50,000円前後。

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ナチュラルシルバー/ネオンパープル

ナチュラルシルバー/モダンシルバー

「Webやクラウドサービスの一般化」「マルチデバイス利用の一般化」を受けて、タブレット寄りのスペックとPC寄りのスペックを融合させた、日本HPの新しいコンセプトを体現したノートPC。プロセッサ、メモリ、ストレージは、スペックやや控えめのタブレット仕様、そのほかのスペックは薄型ノートPC仕様となっている。

ターゲットユーザーとして学生を強く意識しており、1台のPCで学校と自宅、デザイン性、スマートフォンとのデータ共有、低価格、といった要素を盛り込んだ。製品には、Microsoftのクラウドストレージ「OneDrive」の容量100GBを、2年間無料で使える権利が付いてくる。直販モデルは39,800円という低価格を実現し、店頭モデルは50,000円前後ながらMicrosoft Office Personal 2013を付属させた。なお、Officeの新しい提供形態である「Office Premium」ではない点に注意されたい。

主な仕様は、プロセッサがAMDのSoCである「Mullins」ことAMD A4 Micro-6400T APU(1.00GHz~1.60GHz)、メモリがDDR3L-1333 2GBオンボード、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがAMD Radeon R3 Graphics(APU内蔵)、光学ドライブは搭載しない。OSはWindows 8.1 Update 64bit版。

14型の液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度は1,366×768ドット。本体のトップカバーとパームレストにはアルミ合金を採用しており、サウンド機能としてBeatsAudioブランドのクアッドスピーカーを搭載している。バッテリ駆動時間は約6時間30分だ。

インタフェース類は、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、microSDカードスロット、HDMI出力、USB 3.0×1、USB 2.0×2、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート、約92万画素Webカメラなど。本体サイズは約W346×240×H17~20.5mm、重量は約1.6kg。