実際のパフォーマンスは? ベンチマーク6種チェック
スペック紹介で述べた通り、本機はCPUにクアッドコアプロセッサのIntel Core i7-4700MQ(2.4GHz/TB時最大3.4GHz)を採用している。またグラフィックスはCPU内蔵のインテルHDグラフィックス4600を搭載している。ストレージは3TBのHDD(Serial ATA、5400回転/分)だ。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して本機のパフォーマンスを測ってみることにした。まず、Windows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」(従来のWindowsエクスペリエンスインデックスに相当)では、次のような結果になった。
WinSAT.exeの結果
プロセッサ | 8.1 |
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メモリ | 8.1 |
グラフィックス | 4.9 |
ゲーム用グラフィックス | 5.3 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
結果を見ると、CPU内蔵グラフィックスの性能が若干物足りないものの、プロセッサやメモリは非常に高い数値が出ている。
続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0では、下図のようにスコアが2867となった。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0の結果
HOME Score | 2867 |
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Test duration | 38min 42s |
Web Browsing - JunglePin | 0.31192s |
Web Browsing - Amazonia | 0.12669s |
Writing | 5.0s |
Casual Gaming | 20fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 30fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 62ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 0.37136s |
次に、3DMark Basic Editionも試してみたところ、「FIRE STRIKE」が604、「SKY DIVER」が2912、「CLOUD GATE」が5790、「ICE STORM」が50431となった。
3DMARK Basic Editionの結果
FIRE STRIKE | 604 |
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SKY DIVER | 2912 |
CLOUD GATE | 5790 |
ICE STORM | 50431 |
また、「CrystalDiskMark 3.0.3」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。SSDに比べると全体的に遅いが、メールやブラウジング、テキスト入力など通常の作業で大きく差を感じるようなシーンはそれほど多くなかった。
このほか、「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」では、1,280×720ドット、フルスクリーンの設定でスコアが2771となり、1,920×1080ドット、フルスクリーンの設定では1325となった。
また、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」では、1,280×720ドット、フルスクリーン、低品質の設定で、スコアが6184、評価が「快適」となり、標準品質の場合はそれぞれ5509と「快適」、最高品質は4118と「普通」だった。また、1,920×1,080ドット、フルスクリーン、低品質の設定では2883と「やや重い」、標準品質では2537と「やや重い」、最高品質では1660と「重い」になった。
「FINAL FANTASY XIV:A Realm Reboneベンチマーク キャラクター編」では、1,280×720ドット、フルスクリーン、標準品質(デスクトップPC)の設定でスコアが3425、評価が「やや快適」となった。また、高品質(デスクトップPC)の場合はスコアが1509、評価が「設定変更を推奨」、最高品質の場合はスコアが1468、評価が「設定変更が必要」だった。1,920×1,080ドットでは、標準品質(デスクトップPC)が1603と「設定変更を推奨」、高品質(デスクトップPC)が701と「動作困難」、最高品質が706と「動作困難」だった。
グラフィックスを多用する最新ゲームなどは設定変更が必要になることもありそうだが、CPUパワーが必要なアプリはきわめて快適に動作するので、普段使いでパフォーマンスに不満を抱くことはあまりないだろう。