まとめ
こうしたスマートのアイディアの中で、カレンダーは非常に可能性がある領域だと思います。なにより、人々に平等な24時間という1日の時間制限をいかに効果的に使うか。もちろんゆとりの時間も必要ですが、忙しい日々を送る我々にとって、ゆとりの時間も心して確保しなければならなくなってきました。
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Sunriseでは、登録されている英単語が含まれていると、予定に自動的にアイコンを付与してくれる。ちなみに、DinnerやLunch、Hangoutなど、リストにない単語も関連のアイコンに紐付けてくれる |
Sunriseにあらゆる「時間を占有する物事」が集まってくれば、空白域が自分の時間です。開けっ放しにせず、自分のための時間として予定を入れてしまいましょう。
また、任せられることは、任せること。これも「省エネ」には重要です。簡単な話ですが、せっかくデジタルのカレンダーを使っているなら、ミーティングの予定をチームの誰かが入れたなら、予定に招待してもらえば、自分のカレンダーに自動的に入るわけで、こうした機能を使っていくことで、お互いの省エネを促進させていけば良いのです。
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松村太郎(まつむらたろう)
ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura