Appleは静かに、iMacに価格の安いモデルを追加しました。Core i5 1.4GHzにメモリ8GB固定、ハードディスク500GB(こちらはFusion Driveなどに変更可能)という基本的な構成。MacBook Air 11インチモデルの88,800円(税別)モデルに、21.5インチのディスプレイをくっつけて、メモリもハードディスク容量も多くて、プラス2万円の108,800円(税別)。

Core i5 1.4GHzを搭載するiMac 21.5インチモデル。108,800円と価格がグッと抑えてあるが、攻撃的なアルミとガラスのデザインはそのまま踏襲されている

実際に使ってみると、残念ながらというべきか、当然の進化と言うべきか、倍以上の価格で購入した2年前のMacBook Proよりも、この最も低価格なiMacのパフォーマンスは完全に上回っており、特にiMovieでのビデオ編集は、ため息が出るほど快適でした。物の価値って何だろう……。

いくら速いとはいえ、既にMacを使っているユーザーからすれば、少し見劣りするスペックではあります。しかしスマホネイティブな世代にとっては、タブレット買わず、テレビも買わず、iPhoneとこのiMacで、仕事からエンターテインメントまで全てがこなせる、そんなライフスタイルを思い浮かべることができます。

パソコンも、タブレットも、スマートフォンも、きれいに使い分けてこそ、と考えているユーザーは完全にターゲットから外れていますが、それでもハイエンドモデルと同じ、アルミとガラスのシンプルなマテリアルと、鋭く尖ったエッジのデザインは、今からMacを買う人がうらやましくてなりません。

しかしこの素晴らしいデザインのiMac、だからこそ、守りたいものがある。本連載でおなじみの、例の問題をなんとしても避けたいと思ってしまうのです。

お題

  • 【シャッと音が鳴る、背面のUSBポート周辺を傷つけたくない】

解決策

  • → 地味に働いてくれる、BlueloungeのJIMIを使う