6月最終週は東京に滞在し、週末は長崎で開催された「AUGM長崎」というイベントに参加しました。
AUGMはアップル・ユーザー・グループ・ミーティングのこと。地域ごとに存在しているユーザーのネットワークのことで、グループそれぞれが年に1度、200人規模のイベントを組織しています。周辺地域のユーザーだけでなく、日本のApple関連製品を出しているメーカーやソフトハウスも集まり、活発な情報交換が行われます。
1週間、日本への出張になりますが、旅先でも、MacやiPadを持って行くと仕事やエンターテインメントの環境を確保することができます。飛行機の中でも、電池の限り仕事ができます。ただ「電池の限り」と軽々しく言わない方が良いかもしれません。
最近のMacやiPadは10時間以上のバッテリライフを実現しています。さらに、筆者がサンフランシスコから東京へ乗ってきた飛行機はボーイング787で、シートバックにはUSBコネクタ、シート下には電源コンセントが完備されました。なんと、減っていくのはデバイスの電池ではなく、筆者のライフばかりだったのです。
メガネブランドJINSが、パソコンなどのディスプレイが発するブルーライトをカットする「JINS PC」という製品を発表した際、ジャーナリストの先輩、神尾寿さんと議論したことがあります。その中で神尾さんの名言は「目の疲れが活動限界」というものでした。モバイル化が極まると、場所や時間に関わらず仕事ができます。座っていて、体力の消耗も最小限だとすると、最も先に疲れに気づくのは「自分の目だ」というわけです。
神尾さんの言葉を聞いて以来、筆者は目の疲れを感じたら、なるべくすぐに手を止め、星空やそよ風に揺れる木々を5分ほど眺めながら少し休憩を取るようなりました。本当に急いでいるときは、目を閉じてタイピングを続けますが、家族からは「怖い」と言われ、避けるようにしています。
目を閉じて蒸しタオルも気持ちよいですし、そのまま少し仮眠を取っても良いと思います。上手く休憩して復活を遂げた方が、結果的に効率が高いはず、と信じて休んでしまいましょう。いやはや、皆様本当にお疲れ様です。
どういう睡眠を取るか、という睡眠の質もまた、奥の深い世界でそこに足を踏み込むと抜けられなくなるのでここでは控えますが、人が睡眠するように、自分のために日夜働いてくれているデバイスたちにも睡眠が必要です。
が、最近は寝かしつけなければならないデバイスが増えすぎていませんか?
お題
- 【身の回りのデバイスを、一度に充電する】
解決策
- → 複数ポートがあるUSB充電器を使う。例えば、TUNEWEAR TUNEMAX 5USB CHARGER。
旅先で困る、デバイスたちの睡眠不足
なるべく荷物を減らして出かけるようにしていますが、それでも、少なくとも6つのデバイスとカメラ1台は持ち歩くのが最近の筆者の出張の常です。
MacBook Pro 15インチを1台、iPad miniを1台、これに接続するBluetoothキーボード、Google Glass1台、iPhoneを1台、モバイルバッテリー1台……。もしGoogle GlassとBluetoothキーボードを減らしたとしても、3台になります。この台数は、USBポートが2つしかないMacBook Proでは全てを同時に充電することができないことを意味します。
ならば、コンセントに直接差し込むACアダプターをたくさん持てば良いじゃないか、と言われるかもしれません。しかしそうもいかない事情があります。旅先、ホテルだと特にコンセント不足になるからです。枕元に1つあるかないか。もう1つはお風呂にあるということも少なくありません。湿気の中で電気製品を充電するというのも、気が引けます。我々からすればミストサウナで寝ろ、と言われているようなものです。
筆者は特に旅先での枕を選びませんが、連れて歩くデバイスたちにとっては、枕の取り合いになってしまっているのです。