米Googleは5月6日(現地時間)、モバイル用の地図アプリ「Googleマップ」(Andorid、iOS)のアップデートをリリースした。車線案内、オフライン閲覧用地図の保存と管理、ローカル検索結果のフィルタリング、Uberアプリとの連係など、たくさんの新機能を備える。

車線案内は、ターンバイターンのナビゲーションモードで、複数の車線の道を走っている際に交差点や高速道路の出口の近くで最適な車線を案内するもの。現時点で、日本(高速道路以外の道路)、米国(大都市圏の高速道路と一般道)、カナダ(高速道路)で利用できる。ターンバイターンのナビゲーションはユーザーインターフェイスも改善され、距離、到着予定時刻、移動時間などを1カ所で確認でき、ルート変更へのアクセスが容易になった。

近づいてきた出口やその後のルートに合わせて、車線を案内

地図にピンを立てて情報シートを開き、情報シートで「オフライン用に地図を保存」を選べる場合は、表示している場所の地図データを端末に保存できる。保存した地図データには、プロフィール画面(検索ボックス右端のプロフィール・アイコンをタップ)の「オフラインマップ」欄からアクセスする。データの保存期間は30日間。オフラインマップ欄では、保存データの名称変更、更新、削除、新しいオフライン閲覧用地図の追加などが可能だ。

表示している地図を端末に保存して、オフライン閲覧用のリストを作成

ローカル検索結果のフィルタリングは「レストラン」「バー」「ホテル」などが対象。料金、ユーザー評価、営業時間などで結果を絞り込める。

乗換案内で出発時刻や到着時刻を指定した上で、パスや電車のスケジュール、徒歩にかかる時間などを確認できるようになった。出発時刻などを指定していない場合は、次発のスケジュールが表示される。Uberアプリをインストールしていれば、対応する都市において、Googleマップ・アプリの乗換案内でUberを含めて目的地までの経路や到着までの所要時間などを比較できる。移動手段としてUberを選択したら、ワンタップでGoogleマップからUberアプリへと移れる。

Uberアプリをインストールしている端末では、乗換案内で公共の交通機関や徒歩とUberの比較が可能

iOS版アプリでは、iOSの連絡先へのアクセス、Google Voice Searchを用いた検索語の入力が可能になった。タップ&ホールドから場所の保存(スターを付ける)や共有、距離の目安になるスケールバーなど、ユーザーインターフェイスも改善された。