Spotifyの可能性

「1曲いくら」というダウンロード型モデルに比べ、サブスクリプション型のモデルは人々をさらに音楽へと誘導する可能性を秘めており、その意味でSNSのような仕組みと相性がいい。

コレクション用途にはiTunesやAmazon MP3のようなDRMフリーのダウンロード型サービスが適しているかもしれないが、DRMつきコンテンツでストリーミング方式であっても、楽曲へのアクセスが無制限であれば、ユーザーによってはより楽曲に触れる時間が長くなるだろう。またSpotifyはPandoraよりは自由度が高く、他のサービスとの統合が容易だ。Spotifyの後続にあたるが、米国を拠点とするRdioが一番の類似サービスだと考えられる。もう1つは、Spotifyがこの分野ではいま一番ホットなサービスであり、ユーザーや関係者の視線が集まっている点だ。おそらくは新サービス立ち上げや新しいマネタイズ手段の導入も、既存ユーザーの利益を大きく阻害しなければ行いやすくなっているはずだ。トレンドリーダーとして、次の一手にぜひ注目してほしい。

(記事提供: AndroWire編集部)