iPhone/iPadで撮影した写真を他のiOSデバイスへコピーしたい場合、ひと工夫が必要だ。自分の持ちものであれば、Wi-Fiに接続しているときにはフォトストリーム経由で自動転送されてくるが、友人/知人となるとそうはいかない。1~2枚の場合にはメールに添付してもいいが、10枚を超えるあたりから負担に感じはじめる。

そんなとき使いたい機能が、iOS 7で登場した「Air Drop」だ。Wi-FiまたはBluetooth経由で近くのiOSデバイスと直接やり取りできるので、Wi-Fiアクセスポイントや携帯基地局の有無を気にする必要がない。機能のオン/オフは「コントロールセンター」ですばやく切り替えられるうえ、検出を許可する相手(自分のiOSデバイスがAir Dropの転送先に表示される相手)を「全員」か「連絡先のみ」にするか選択できるので、人混みでも使いやすい。

まとまった数の写真を転送する目的にも利用できる。操作はかんたん、『写真』でカメラロールを表示し、「モーメント」を表示しよう。続けて転送するモーメントの右上にある「共有」をタップし、全体を対象にする場合は「このモーメントを共有」を、絞り込む場合は「いくつかの写真を共有」をタップする。すると共有シートが現れるので、AirDropに表示された希望の相手をタップすればいい。相手が写真の転送を受け入れれば、数十枚規模の写真をスピーディーに受け渡しできるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『写真』でカメラロールを表示し、転送対象にするモーメントの右上にある「共有」をタップする

2 全体を対象にする場合は「このモーメントを共有」を、絞り込む場合は「いくつかの写真を共有」をタップする

3 共有シートが現れるので、写真を転送したい相手をタップする

4 相手のホーム画面に、写真の枚数と受け入れるかどうかを確認するためのダイアログが表示される

(提供:iPad iPhone Wire)