iOS 7の『写真』は、写真の分類方法が変わった。iOS 6のとき、画面下のタブは左から「アルバム」、「フォトストリーム」、「撮影地」だったものが、iOS 7では「写真」、「共有」、「アルバム」となった。そのうち最大の変化が「写真」タブで、iPhoneに保存されているすべての写真を撮影日などを基準にして分類してくれる。

「写真」タブは、3段階で分類される。大分類が「年別」で、撮影日をもとに年単位でまとめて表示する。中分類の「コレクション」では、撮影日と撮影地点をもとに、大まかな分類が行われる。前回の撮影からの期間や撮影地点の距離を参考にするため、日々のスナップショットと旅行をうまくわけてくれるところがポイントだ。そして小分類が「モーメント」で、さらに短い期間で写真を分類してくれる。

しかし、『写真』は大まかな分類は得意なものの、正確な撮影日時を把握することは苦手だ。撮影地点を地図上で表示できたとしても、その写真が撮影された日付や時刻はわからない。2013年の12月に撮影されたことを「コレクション」や「モーメント」で確認できても、それが何曜日の何時なのかを知ることはできない。

正確な撮影日時を知りたい場合は、サードパーティー製アプリに頼ることになる。たとえば、『PhotosEXIF』は、カメラロールへのアクセス許可を与えておけば、iPhone上にある写真の正確な撮影日時をかんたんに調べることができる。無償利用できるうえに広告が表示されることもないので、いざというときのために入手しておいてもいいだろう。

操作手順をカンタン解説

1 『写真』ではおおまかな撮影期間や撮影位置を確認できるが、正確な情報を知ることはできない

2 サードパーティー製アプリの中には、写真が撮影された正確な日時や位置を表示できるものがある。たとえば『PhotosEXIF』は、カメラロールにある写真の情報を確認できる

3 『PhotosEXIF』はISO値や露出モードなど、EXIFに記録された各種メタデータを確認することもできる

(提供:iPad iPhone Wire)