拡張ジャケットの装着により、機能を拡張できる

ElitePad 900は、さまざまなシーンに対応できるように、専用オプションが充実していることが魅力だ。まずは、「HP ElitePad拡張ジャケット」(以下、拡張ジャケット)を紹介する。拡張ジャケットは、ElitePad 900本体の周囲にかぶせて使う、まさにジャケットのような周辺機器だ。

拡張ジャケットには、USB 2.0×2基とHDMI出力、本体に装備されているものと同じシステムコネクタ、SDカードスロットが用意されているので、拡張性が一気に高まる。さらに、拡張ジャケットにはバッテリも内蔵されており、装着することで公称バッテリ駆動時間は約16時間に延びる。拡張性ジャケットは、本体を保護するプロテクターとしての役割も果たすので、多少ラフに取り扱っても安心だ。拡張ジャケットの重量は254gとなっており、ElitePad 900本体と合わせると約884gとなる。

オプションの「HP ElitePad拡張ジャケット」。ElitePad 900の周りをカバーする形で装着。拡張ジャケットは上部と下部を分離し、下部の溝に沿わせてElitePad 900本体をスライドさせる。次に拡張ジャケットの上部を取り付け、装着完了

拡張ジャケットの下面には、USB 2.0×2、HDMI出力、システムコネクタ、SDカードスロットが用意されている。拡張ジャケット装着時でも、背面カメラや画面回転の固定スイッチ、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボポートが使える

ドッキングステーションを利用すれば有線LANにも対応

HP ElitePadドッキングステーション

「HP ElitePadドッキングステーション」(以下、ドッキングステーション)は、本体を乗せるスタンドと、インタフェース拡張を兼ねる周辺機器だ。ドッキングステーションには、USB 2.0×4基とD-Sub出力/HDMI出力、有線LAN、ライン出力が用意されている。

ElitePad 900本体をドッキングステーションに乗せることで(システムコネクタを使う)、これらのインタフェースが利用可能だ。先に紹介した拡張ジャケットをElitePad 900に装着した状態でも、ドッキングステーションにそのまま取り付けられる。

ただし、ドッキングステーション用ACアダプタを、ドッキングステーション側に接続する必要がある。ドッキングステーションはスタンド代わりにもなるが、角度を変更することはできない。

ドッキングステーションの左側面にはUSB 2.0×2基、USB 2.0×2基とライン出力、背面には有線LANとD-Sub15ピン、HDMI出力

ドッキングステーションに本体を合体させたところ。ドッキングステーションの利用時には、ドッキングステーションに付属するACアダプタを接続する必要がある

ElitePad 900に拡張ジャケットを取り付けた状態でも、ドッキングステーションに装着できる

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