開発者向けExplorer版の提供が始まったばかりのGoogleのメガネ型スマートデバイス「Google Glass」。BBC Radio 4でMartha Kearney氏のインタビューに答えたGoogleのEric Schmidt会長が、Google Glassの一般提供まであと1年ほどかかる見通しを示した。

インタビューはSchmidt氏とJared Cohen氏の共著「The New Digital Age」の紹介に始まり、自動運転自動車、ホログラム、デジタルメモリー、Google Glass、プライバシー問題、英国におけるGoogleの税金ポリシーなど幅広い話題に及んだ。その中でGoogle Glassの一般発売時期について聞かれたSchmidt氏は「おそらく1年後ぐらいだろう (probably a year-ish away)」と答えた。

今後数カ月で数千人規模の開発者がExplorer版のGoogle Glassを手にし、開発者から収集したフィードバックを基に改良・変更を加えて一般向けモデルを完成させる。GoogleはこれまでGoogle Glassの一般提供時期について公式に言及したことはない。Schmidt氏も開発者が様々なソリューションを生み出せる環境をまず整える必要性を強調しており、およそ1年という見通しは今後の開発者との作業に必要な時間に基づいたものと考えられる。