ただし、取得する情報、その後の基地局計画への活用に関して、利用許諾ではきちんと明示されておらず、孫社長は「今後の記載について検討する」と述べた。

取得される情報

その結果は解析し、基地局計画に活用しているという。なお、ヤフーが取得した情報は、他キャリアへ提供することも検討している、という

全体の結果と、iPhone 5だけを取り上げた結果

これによって得られた通信のできないエリア(赤丸の部分)。他社よりも少ない、という

東名阪の結果

その他の地域の結果

現状では、山間部がまだ他社に負けている、という

主要駅の時間帯別でも1位

ランドマーク別の接続率

なお、孫社長はこの仕組みについて、今後天気アプリや無線LANチェッカー、スピードテストアプリなど、さまざまなアプリに拡大していく意向を示し、大量の情報を集めることで電波の「死角」をなくす考えだ。

孫社長は「電波改善宣言」以降、順調にネットワークは改善し、「つながりやすさは一番」になったと強調。この6年間、「コツコツと歯を食いしばって、急激な勢いで作ってきた」と胸を張る。「一時的な勝った負けたのような、単なる営業的な次元ではなく、通信事業者の使命を果たす」と、今後も改善を続けていくと強調した。