コストパフォーマンスの高さが魅力のUltrabook

ENVY6(写真左)、ENVY4(写真右)

ENVY4とENVY6は、他社のさまざまなUltrabookと比べて低価格路線ではあるものの、引けをとらない性能と使い心地を備えている。

気になるのはシステムドライブにSSDが使われていない点だが、ISRTの効果で一般的なHDDのみのシステムよりパフォーマンスが高く、Windowsの起動時間も標準的だ。スリープからの復帰は非常に早く、ログオン画面に復帰するまでの時間を計測したところ、5回平均で約1.7秒という結果だった。そして何より、500GBの大容量を使える点は嬉しい。これだけの容量があれば、メインマシンとしても実用的に使えるだろう。

さらにENVY4とENVY6には、外付け光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)とマイクロソフトのOffice Personal 2010をバンドルした「オフィスモデル」が用意されている。価格は2万円弱上乗せされるが、Office Personal 2010のパッケージ版は通常価格で31,290円、実売価格でも25,000円程度かかることを考えればお得だ(DVDスーパーマルチドライブも付く)。もしビジネス用途での利用も考えているなら、ぜひオフィスモデルを選びたい。

ビジネスからホビーまで幅広く使えるうえに、価格もお手ごろ。ENVY4とENVY6は初心者向けのメインマシンとして、あるいは慣れた人のサブマシンとしても利用できる、コストパフォーマンスの高いUltrabookだ。

ENVY4-1000
(ENVY4-1020TU スタンダードモデル)
ENVY6-1000
(ENVY6-1016TU パフォーマンスモデル)
ディスプレイ 14型ワイド
HDウルトラクリアビュー・ディスプレイ
(1,366×768ドット)
15.6型ワイド
HDウルトラクリアビュー・ディスプレイ
(1,366×768ドット)
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit版
CPU Intel Core i5-3317U(1.7GHz)
チップセット Mobile Intel HM77 Express
グラフィックス Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB 8GB
ストレージ 32GB mSATA SSD + 500GB SATA HDD(5,400rpm)
サウンド機能 IDT HighDefinition Audio準拠、Beats Audioステレオ スピーカー、
HP Triple Bass Reflex サブウーファー
Webカメラ HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)
主なインタフェース Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、
Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、USB 2.0×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、
HDMI、ヘッドホン/ラインアウト、マイク入力
バッテリ駆動時間 約7時間30分 約8時間
本体サイズ W340×D236×H19.8mm
(ゴム足部を含む高さは22mm)
W374×D253×H19.8mm
(ゴム足部を含む高さは22.5mm)
重量 約1.77kg 約2.09kg
価格 直販価格 : 69,930円より 店頭予想価格 : 90,000円前後