KDDI、沖縄セルラーは15日、Androidスマートフォンの新製品「ARROWS Z ISW13F」(富士通モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。auスマートフォンでは初となるクアッドコアCPUを搭載している。発売は7月中旬以降を予定。

「ARROWS Z ISW13F」(写真はグロッシーレッド)

同製品は、クアッドコアCPU「NVIDIA Tegra 3」を採用した、Android 4.0搭載スマートフォン。4コアのCPUに加え、低電力で動作する5つ目の省電力コアを搭載しており、処理に応じて最適なCPUを稼働させる分散処理を行うことで、低消費電力と高いパフォーマンスを実現する。ディスプレイは約4.6インチのTFT液晶(1,677万色フルカラー)を採用。おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などに対応し、WiMAXの搭載でWi-Fiテザリングも可能。本体の内蔵メモリ(ROM)は16GB。外部メモリとして、最大32GBのmicroSDHCカードを利用可能。また、IPX5/IPX8等級の防水性能とIP5X等級の防塵性能を備えている。

指1本でロックをすぐに解除できるスマート指紋センサーを搭載し、指定した人物に関するメールや連絡先、発着信履歴をはじめ、ギャラリーおよびブックマークも非表示にできるプライバシーモードなど、セキュリティ機能の充実が図られている。また、富士通が独自開発したセンシングサポートなどを行うキーエンジン「ヒューマンセントリックエンジン」は、新たに専用のLSIを搭載したことで解析処理の高速化や省電力化を可能としている。

約1,313万画素(メイン)と約130万画素(サブ)のCMOSカメラを搭載。裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を採用し、高感度と低ノイズ化を実現している。バッテリーの容量は1,800mAh。「NX!エコ」搭載で、より長時間の使用ができる。同梱の卓上ホルダとACアダプタで、充電電流が1.5倍に向上した急速充電に対応している。

そのほか、Eメール(~@ezweb.ne.jp)、Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)、SMS(Cメール)、Bluetooth(ver.3.0)、緊急速報メールの利用が可能。WIN HIGH SPEED、国際ローミングサービス「グローバルパスポート」もサポートする。また、広辞苑やリーダーズ英和辞典、家庭医学館、各種3か国語辞典といった辞書類をプリインストールしている。

サイズは約67(W)×135(H)×10.6(D)mm、重量は約136g(サイズ/重量ともに暫定値)。カラーは、グロッシーレッド、クールブラックの2色を用意。

(記事提供: AndroWire編集部)