電気通信事業者協会(TCA)は3月7日、2月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが先月に引き続き首位をキープ。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモだった。イー・アクセス(イー・モバイル)は2011年12月から契約者数の公表をやめている。

ソフトバンクは28万4,100増で、累計契約数は2,834万6,000契約となった。同社の純増数が20万件を超えるのは8カ月連続。iPhone 4Sの売れ行きが好調なほか、1月20日からは月額基本使用料が3年間0円になる「ホワイト学割with家族2012」が開始された。2位のKDDI(au)は19万2,800増で、累計契約数は3,467万1,800契約となった。同社では3月1日から、アプリ500本以上が利用可能で他にも様々なサービスが受けられる「auスマートパス」のサービスをスタートさせた。3位のNTTドコモは16万6,600増で、累計契約数は5,987万6,800契約。同社では1月20日より、学生とその家族が3年間基本使用料0円から利用できる「応援学割2012」の申し込みを開始している。

携帯電話全体としては64万3,500契約増で、累計契約数は1億2,289万4,600契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 166,600 59,876,800
KDDI(au) 192,800 34,671,800
ソフトバンクモバイル 284,100 28,346,000
イー・アクセス - -
携帯電話総計 643,500 122,894,600

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ 13,300 51,200
KDDI(au) -3,000 56,400
ソフトバンクモバイル -5,600 18,100

PHSではウィルコムが65,700増で、PHS全体で累計442万4,900契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 65,700 4,424,900
PHS総計 65,700 4,424,900

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは16万7,000増で、累計205万900契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 167,000 2,050,900

(記事提供: AndroWire編集部)