米国ラスベガスで開催しているInternational CES 2012のカシオ計算機ブースでは、プロトタイプのスマートフォンやBluetooth Low Energy搭載G-SHOCKなどが展示されており、来場者の注目を集めていた。

カシオブース

G-SHOCKブランドのスマートフォン

プロトタイプのスマートフォンは、腕時計ブランドの「G-SHOCK」の名前を冠したもの。「Absolute Toughness(絶対的なタフネス)」というコンセプトが掲示されており、時計のG-SHOCKのような高いタフネス性能を実現することを目指している。

G-SHOCKブランドのスマートフォン「G-SHOCK PHONE」

腕時計のG-SHOCKに似たデザインが特徴的

タフネス性能としては、10フィートからの落下に耐える耐衝撃性能、水深10m・1気圧の水圧に耐える防水性能、1tの重量にも耐えられる耐圧性能というもので、時計のG-SHOCKまでは及ばないものの、従来のスマートフォンにはないタフネス性能が目標だ。タフネス性能では、これまでにカシオはG'zOneというブランドで携帯・スマートフォンを発売してきたが、これを上回るタフネスケータイを実現したい考えだ。

本体裏面に記されたタフネス性能。緊急通報番号は日本のもののようだ

本体下部。ボディの凹凸からネジまで、タフネス感満載

本体側面にボタンがあり、この辺りも腕時計のよう

ただ、現時点ではあくまでプロトタイプであり、詳細なスペック、デザイン、そして商品化するかどうかも決まっていないという。同社内では好評とのことだが、CESに出展することで、来場者からの声を聞いて今後の開発につなげていく考えだ。

画面はAndroid風だが、採用するOSについても明らかにはされなかった

背面のデザインもG-SHOCK風