カシオ計算機は10日、スマートフォンを用いた可視光通信システムを発表した。本システムは10~13日に米国で開催される「2012 International CES」に参考出品される。

【1】まずは撮影される側のスマートフォンでデータを発信してもらう

【2】スマートフォンのカメラ機能で撮影する

【3】撮影した写真内に、発信されたデータが表示される

可視光通信とは、目に見える光(可視光)の点滅により、さまざまな情報を送信する技術。同社は可視光通信コンソーシアムに2004年以来参加しており、基礎研究や規格化とともにCMOSやCCDといったイメージセンサーを用いた応用技術の開発を進めている。今回の参考出品も、このイメージセンサーを用いた通信技術で、スマートフォンの写真撮影機能との併用を想定している。

CESでの具体的な展示内容は、スマートフォンやLED照明、デジタルサイネージ(電子看板)などの光源を点滅させて、それをスマートフォンのカメラ機能で撮影。すると光の点滅に含まれていた情報を、撮影したスマートフォンのカメラが読み取るというものだ。スマートフォンの画面点滅を、別のスマートフォンで撮影するケースでは、同時に5台の端末からの情報受信、最大120文字のメッセージ読み込み、読み込んだメールアドレスや電話番号などを撮影側のスマートフォンで自動登録、メッセージ入りの撮影画像のTwitter投稿などが可能になるという。

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