RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ24~25)
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ということでRMMAであるが、その前にいつものようにRMMTも行ってみた。グラフ24がRead、グラフ25がWriteである。ここではまだPhenom IIは1.5GHz駆動である。さて、どちらのグラフを見ても一見して判るのは、異様に低いPhenom IIのスコアである。これはもっぱらCPU自身の速度に関係する。たとえばRead、定格動作周波数(3.4GHz)で動作させると4Threadの場合で約10GB/sec程度のスコアになる。これが8GB/sec程度で頭打ちになっているのは、動作周波数が低いためと考えられる。
これを念頭に置くと、同じく定格で1.5GHz駆動ながら、最大15GB/sec程度まで出ており、しかもThread数に応じて帯域も延びているあたり、もう少しゆとりがありそうである。もっともWriteは5GB/sec強で頭打ちとなっており、こちらはそれほどのゆとりはないように見える。とはいえ、SandyBridgeにはまだ差があるにしても、先のグラフ8の結果も併せて考えると「だいぶメモリコントローラの性能が改善された」という事は言って良いと思える。