Flashをすべて一度に読み込むとブラウザの動作が重くなる場合もあるので、個人的には毎回確認にしておいて、見たいFlashにタッチして読み込みを行うのがいいと思う。
独自アプリとして「SNS Browser」も搭載。ホーム画面に表示するウィジェットとして動作し、Twitter、Facebook、MySpace、mixiという4つのSNSの情報を一覧表示してくれる。常時表示されるので、いつでも最新の情報が確認できるというわけだ。
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ウィジェットとして動作するSNS Browser |
Twitterやmixi、Facebookなど、登録したアカウントに対して一度にメッセージを投稿できる |
付属アプリの「Write and go」。iPhoneで見たことあるような外観のメモアプリ |
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日本語入力はオムロンソフトウェアのiWnnを利用している |
キーボードを「ケータイ」にすると、携帯電話の10キーでの入力ができる |
キーに触れたあとに上下左右に指をはじくことで各行の文字が入力できるフリック入力も可能 |
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日本語入力は、英語入力用のSamsung Keypadに加えて「Swype」も搭載 |
Swypeは、入力したいキーの位置を、一筆書きの要領でなぞっていくと、それを認識してテキストを入力してくれる。この場合、「t」から始まって「t」に戻ってきている |
希望通り「Text」と入力された。日本語には非対応なのが残念。日本語辞書だけならiWnnを使えば何とかなるだろうが…… |
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GALAXY Sでは、Androidの弱点の1つであるテキスト選択を簡単にする仕組みを導入している(ただし対応アプリのみ)。画面を長押しすると矢印が現れ、カーソル位置が分かりやすい |
指を離すと、テキスト操作用のアイコンが表示される。これにタッチするとテキスト選択モードになるので、選択したい範囲まで指をスライドさせる |
範囲が選択され、さらにカットやコピーといった操作が行える |
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標準ブラウザもカスタマいずれ手織り、画面を長押しするとテキスト選択モードになる。選択している部分が拡大表示され、さらに指で隠れている場所も選択しやすいUI。使いやすいUIだが、iPhoneのUIと同じではある |
単語のコピーに加え、そのまま検索を行ったり、AndroidのIntentの機能を使ってほかのアプリに転送することも可能 |
電話機能。ボタンは大きく押しやすい |
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バックアップアプリ「spritebackup」 |
端末のデータをメモリカードだけでなく、WebサービスのBox.netやDropboxにバックアップできるのが面白い |
バックアップできるデータは幅広い。電話帳や通話履歴などもバックアップできる |
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ホームボタンを長押しすると、最近起動したアプリ一覧が表示され、さらに「タスクマネージャ」をタッチすると、タスク管理ができる |
マルチタスクのAndroidでは、起動したアプリはメモリが足りなくならない限りは終了せず、バックグラウンドで動作している。タスクマネージャからは起動中のアプリを1タッチで終了できる |
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カメラアプリの画面。タッチした部分にピントが合い、画面右中央のシャッターアイコンタッチで撮影できる。画面右上のアイコンをタッチすると動画・静止画の切換ができ、右下アイコンでは再生画面に移動する |
シーンモードを搭載している |
Samsungのすべてを注いだ端末
Samsungでは、今回のGALAXY Sについて、「Samsungが会社としての力量をすべて注いで作った端末」だと強調。Samsungでは、もともと2009年に「Samsung JET」と呼ばれるタッチパネル搭載端末をリリースしており、GALAXY Sはこの端末の完成度を高めたものだという。さまざまな動画コーデックをサポートして動画再生機能を強化したほか、カメラでのHD動画の撮影機能、DLNAのサポート、Bluetooth 3.0の搭載といった機能をアピールしている。
こうした最新機能を盛り込んだのは、「スマートフォンの進化のトップを行きたい」という思いからだという。スマートフォンに日本独自の機能を盛り込むことに注力するやり方もあるが、Samsungでは「独自機能を入れるとそれだけ進化が遅くなる」と指摘し、基本的にはグローバル端末の仕様は各国共通にしている。
ただ、その中でもカスタマイズを施すことによる差別化にも取り組んでいる。たとえば韓国版GALAXY Sでは、日本のワンセグと同様の携帯向けデジタル放送「T-DMB」に対応しており、チューナーやアンテナなどのハードウェアでもカスタムされている。こうしたカスタマイズを、必要であればすぐに導入していくスピード感がSamsungの強みのひとつと言えるかもしれない。
Samsungでは、日本市場でのブランド価値を高めるため、今後も端末リリースを強化していく方針だという。当面はAndroid端末に注力していくが、自社開発のOSに関しても研究開発を続けていくそうだ。
GALAXY Sの主な仕様
メインディスプレイ | 約4.0インチ(480×800ドット)SUPER AMOLED(有機EL) |
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OS | Google Android OS version 2.2 |
CPU | S5PC110(Samsung製) 1GHz |
内蔵メモリ | 16GB |
外部メモリ | microSD(最大2GB)/microSDHC(最大32GB) |
外側カメラ | 約500万画素CMOS(顔検出オートフォーカス対応) |
内側カメラ | - |
連続待受時間(3G/GSM)[静止時] | 約510時間/約480時間 |
連続通話時間(3G/GSM) | 約380分/約420分 |
連続テレビ電話時間 | - |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
FOMAハイスピード | 下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps |
Bluetooth | Bluetooth3.0+EDR |
寸法 | 約122×64×約9.9mm(最厚部 約12mm) |
質量 | 約118g |
色 | メタリックブラック |