同期アプリを開発して利用 - iPhoneアプリの場合 / Ringo Todo

さて、使いなれたインタフェースはできれば変えたくないもの。読者の中にも、筆者のように「可能であれば既存のアプリケーションからMicrosoft Exchange Onlineを利用できないか」と考えている方もいるのではないだろうか。そこで、筆者は、今回の企画開始と同時に開発にも取り組んでみた。

あいにく連載の掲載までには間に合わなかったが、だいたい目処はついた状態だ。iPhone向けのTodoアプリであるRingo Todoの同期対象にMicrosoft Exchange 2010 Tasks対応を予定している。開発完了後にはリリースも予定しているので、ぜひとも試用してみてほしい。

なお、開発者向けに補足しておくと、Microsoftの提供しているライブラリが使用できる環境やプラットフォームを使う場合、Outlook Web Accessとの連携は比較的簡単に実現できる。しかし、これがiPhoneのようにライブラリが利用できない環境になるとなかなか簡単ではない。サードパーティライブラリを購入せずに自社で全部組むと、かなり大量のコーディングと試験が必要だ。Ringo Todoの開発ではほとんど最初からコーディングしてみたが、なかなか大変だった。

それでも便利な機能ではあるので、Microsoft Exchange OnlineやExchange Onlineをベースに運用を検討していくなら、実装してみるのも悪くない選択肢だ。