液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイド(1,024×600ドット)。解像度はNetbookとしては標準的だ。画面のプロパティでより高解像度の仮想ディスプレイを設定できるが、特に設定する必要はないだろう。画質に関しては、Netbookのなかではかなり高い部類に入る。色味がクッキリと表現され、黒も引き締まって見えた。高いコントラストを実現している。
表面は光沢仕上げであるため外光が若干映り込んでしまうが、Clear SuperView液晶の低反射コーティング層の影響か、気になるレベルではなかった。また、液晶ディスプレイ上部には、有効画素数30万画素のWebカメラが配置されている。
こだわりが見える独立型キーボード
「dynabook UX」のキーピッチは19mmで、Netbookのなかでも最大の部類に入る。特徴的なのは、個々のキーが離れている「独立型キーボード」を採用している点だ。ソニーのVAIOなどでも採用されているヤツですな。このタイプのメリットは、キー同士が離れているため押し間違いを減らせる点。筆者はよく勢い余って隣のキーを押してしまったりするのだが、使ってみるとなるほど打ち間違いは少ない。
ただし、アルファベットキーは大きいものの、Enterキー周辺のキーはそれなり小さくなっている。それでも特に押しづらいと感じることはなかった。カーソルキーも少し離れた場所に配置されているので、間違ってほかのキーを押してしまうこともない。ただちょっと残念に感じたのはFnキーの位置。多くのノートPCでは左側に配置されているため、いつもの調子では操作できないのだ。しかし、そうそうFnキーを多用することもなく、おいおい慣れることを考えれば、大きな問題ではないだろう。
タッチパッドのサイズを測ってみたところ、約78×42mmとかなり大きい。ボタンはパッドの下に配置されていて、クリック感も上々だ。