前回の内部アーキテクチャ解析編の記事から壮絶に期間が開いてしまったのだが、そろそろIntel Core i7の性能評価をまとめておきたいと思う。
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テスト環境などは以前の総合性能プレビュー編で示したそのままである。というか、プレビュー編は取得したデータのダイジェストであり、今回がフルセットとなる。結果、ドライババージョンやベンチマーク/ゲームのバージョンは、最新のものに比べてやや古い事になる。特にSYSMarkは、64bit環境にまだ未対応のPreview 1.0.4であり、結果32bitのみのテストとなっている事をご容赦いただきたい。
PCMark Vantage v1.0
Sandraに関しては内部アーキテクチャ解析編で細かく触れたので今回はパスして、まずはPCMark Vantageである。
グラフ1はプレビュー編のグラフ12と同じものだが、これはHyper-Threading有効の場合。ではHyper-Threading無効にするとどうか? というのがグラフ2、ここからCore i7の結果だけを抜き出したのがグラフ3である。Hyper-Threadingが効果的にスコアに反映されるのは、GamingとMusic、Productivity、HDDといった項目に限られる事がわかる。