オービット・ミューズテクスは米MOTUのオーディオインタフェース「Traveler-mk3」を2009年春ごろ発売すると発表した。価格は未定。

来春発売予定のmk3シリーズ最新作「Traveler-mk3」

同製品は同社のFireWire(IEEE1394)オーディオインタフェース「mk3」シリーズの最新機種。独立した28in/30outの入出力端子を備え、最高24bit/192kHzに対応。内蔵DSPによりリバーブ、Teletronix「LA-2A」をモデリングしたリミッタ/コンプレッサ、7バンドEQを使用できる。付属ソフトの「CueMix FX」を使用してDSPミキサー/エフェクトを簡単に設定できるほか、同製品はmk3シリーズとして初めて編集中のエフェクトをCueMix FX画面のほぼ全域へと拡大表示が可能となった。またEQでは入力信号の周波数分布を表示するFFT/スペクトログラム機能を搭載している。

同梱の「CueMix FX」ではEQ入力信号の周波数分布を表示できるFFTおよびスペクトログラム機能に対応

入出力端子はAES/EBU、S/PDIF、2系統に強化されたADAT Optical(S/MUX対応)、Word Clockなど豊富に装備。スタンドアロンでもデジタルエフェクト内蔵ミキサーとして動作する。また「Logic」、「Pro Tools」といったMTC(MIDI Time Code)対応ホストは同製品の任意のアナログ入力へのSMPTE信号をMTC信号として受信し、同期することも可能。なお同製品にはアップグレードしたDAW「AudioDesk 3」がバンドルされる。